「~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント」のユニークな取り組み
8月20日から23日まで、群馬県の草津カントリークラブで開催された「~ジャンボ尾崎追悼大会~ ISPS HANDA夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント」が終わりましたので、結果だけでなく、さまざまな趣向を凝らした取り組みなども、紹介していこうと思います。
冒頭から書くのもなんですが、国際スポーツ振興協会が、国内で開催されるジャパンツアーを主催するのは、今回のトーナメントで最後になります。男子シニアは来年も継続するとのことですが。その理由は後ほど書くとして、まずは大会の結果から見ていきましょう。
最多アンダーパータイ記録で平本プロがツアー初優勝
大会名にふさわしく、初日からバーディー合戦の様相を呈していました。コースセッティングは、昨年のこの大会のこともあり、スコアを伸ばしやすいセッティングにしていたようです。そうなると、予選カットラインは8アンダーくらいになると予想されるだけに、ゴルファーも、果敢に攻めていかなければ、ならなくなるのでしょう。
その中で、平本世中プロが、初日に10アンダーを記録してトップに立つと、その後も、9、7、6アンダーとしっかり伸ばし続け、完全優勝で、プロ初勝利を果たします。通算32アンダーは、チャン・キムが記録した最多アンダーパーと並ぶ記録でした。
他のプロも、二日目には、10アンダー、11アンダーの選手が複数いるなど、ハイスコアの争いとなり、案の定、カットラインは8アンダーでしたね。
昨年のこの大会で、涙の復活優勝を果たした比嘉一貴プロも、連日ハイスコアで追いかけますが、最終日に一時並んだものの、最後は突き放されて2位で終えました。

ジャンボ尾崎追悼大会にふさわしい取り組み
このトーナメントでは、往年のジャンボ尾崎の偉業を偲び、各ティーグラウンドに、ジャンボ尾崎のパネルが設置されました。しかもAI を駆使して、ジャンボ尾崎の音声そっくりのコメントが流れる凝った演出です。もちろん、そんな演出を思いつくのは、半田晴久ISPS会長(深見東州先生)しかいませんよね。
そのコメントを、息子の智春さんに依頼し、智春さんが、ジャンボ尾崎がマスターズに出場した時の各ホールの攻め方や心構えを参考に作ったとのことです。もちろん、弟のジェットやジョーにも相談したそうです。その数なんと72種類、それが18ホールにおいて日替わりで流れたわけです。

例えば初日の1番ホールでは、「待ちに待った初日の一番ホールだ。日頃の成果を見せてやろうじゃないか!バーディースタートだ。バーディーは取るものだ。」が流れました。
18番では、「ミスしてもいいじゃないか。ロングホールのイーグルこそゴルファーのロマンだろう」なども流れます。
実際、今回のトーナメントでは、最多バーディー賞、最多イーグル賞も設けられ、それぞれ平本世中プロ(30バーディー、別途3イーグル)、木下稜介プロ(5イーグル)が獲得しました。全体では4日間で2202個のバーディーと、154個のイーグルが生まれます。
出場したプロゴルファーは、そんなジャンボ尾崎の言葉に励まされ、思いに浸り、涙を流すプロもいたとのことです。
優勝した平本プロは最終日のスタート時、ジャンボ尾崎の「優勝目指して逃げずに攻めるぞ。優勝はするものだ」との声を聞いて「確かに優勝はするものだ」と強く思ったそうです。3年前の日本オープンでは最終日トップでスタートしながら、優勝か、トップ10に入れれば」という気持ちだったのが、今回はそこが違って成長できたわけです。

主催者代表の半田晴久ISPS会長(深見東州先生)は、ジャンボ尾崎の賞金王12回、通算113勝、最終日8打差からの逆転が4回という実績をうけ、「奇跡を起こすんだ〜というチャレンジ精神がすごい、次代を担う若手選手にはどこまでも挑戦してほしい。勝つにはチャレンジ精神が不可欠」と語らたそうです。
さらに「バーディーは取るもの、トーナメントは優勝するもの、賞金王はなるもの、というジャンボ尾崎さんの意識が、触れるだけで伝播していく」ことを指摘し、「笹生優花や西郷真央ら、ジャンボアカデミーで教えを受けた選手が勝つのは、一目瞭然。意識の伝播が理由です。ジャンボさんは何もしなくても、接するだけで、その人を変えてしまう力を持っているのです」と。
今回のジャンボ尾崎追悼大会では、ジャンボ尾崎の偉大さを讃え、後世に語り継ぐだけでなく、ジャンボ尾崎の精神や生き様を、次世代へ継承したいとの思いがあったと感じました。

京劇公演、花火ショーも
表彰式の前には、京劇の舞台を見ることができました。日本で京劇を見る機会はあまり無いと思いますので、貴重な公演です。上演されたのは、新潮劇院「孫悟空と白骨精」でした。これは中国の古典小説「西遊記」のエピソードを原作にした作品です。
元々のあらすじとしては、 天竺へ向かう三蔵法師一行の前に、妖怪・白骨精(白骨夫人)が現れ、娘や老婆、老人に次々と姿を変え、三蔵法師を食べようとしますが、孫悟空に正体を見破られ、三度退治されます。
しかし三蔵法師は、孫悟空が罪のない人を殺したと誤解し、孫悟空を破門してしまいます。そして孫悟空がいなくなると、三蔵法師は妖怪に捕ります。
花果山へ戻った孫悟空ですが、危機と聞いて駆けつけ、三蔵法師救い、お互いの絆を確かめ合うという物語です。

今回の公演では、時間の関係もあると思いますが、ストーリーは単純化され、孫悟空が食べ物を探しに行っている間に、いきなり白骨精が三蔵法師を襲ってきました。そこに戻ってきた孫悟空が応戦し、これに打ち勝つ内容でした。
ただ、三蔵法師は白骨精にとどめを刺さないように、孫悟空をたしなめ、白骨精には二度と人を襲わないように言い聞かせるのでした。
大半は、白骨精と孫悟空の武技の応酬でしたね。単独での華麗な舞もありました。ときどき、猪八戒などが、おもしろ役で笑わせてくれるという流れで、これはこれで、とても楽しめた内容でした。
というのも、白骨精と孫悟空の洗練された華麗な武技の掛け合い、立ち回りが、とても見応えがあったからです。ストーリー性よりも、京劇の武を見せる公演だったと思います。

白骨精を演じた女性は劉妍さんで、孫悟空役は劉東風さんでした。お二人は夫婦とのことです。僕の記憶に間違いなければ、お二人とも、深見東州先生が総監督を務め出演もされた、能楽とバレエと京劇の共演 新作「西遊記・孫悟空」(1999年)で、共演されていますね。他の演目でも、何度か共演されていたと思います。

深見東州先生も、北京京劇院二級京劇俳優に認定されるほどの京劇俳優であり、2003年には、梅蘭芳京劇団のシドニーオペラハウスでの公演をお膳立てし、自らも「漢津口」関羽 役でプロデビューを果たしました。
その時の素晴らしい演技は、京劇界の大家であり、京劇の師匠である王金璐(おうきんろ)氏からも賞賛されています。以下の記事に詳しい内容を書いています。

表彰式の後、かなり暗くなってから、1000発の花火が夏の夜空に舞い上がりました。深見東州先生作詞作曲の「臭い男のうた」「数学とは」「東京湾の龍神さま」「翔ばずに埼玉」の楽曲に合わせた、16分間の光のショーで、この記念すべきトーナメントは締めくくりとなりました。
来季は国内での主催トーナメント開催は見送り海外で開催
ジャパンゴルフツアー(JGTOツアー)は、来季から日本ゴルフツアー機構(JGTO)と、日本産業推進機構(NSSK)が設立した「ジャパン・ゴルフツアー(J-TOUR)」に運営が変わります。そして、これまでのようなISPSのユニークなことはできそうにないとのことで、来季からはJ-TOURでの国内開催を見送ることにしたそうです。
ただ、日本男子ツアーの賞金加算大会となる、「ISPS HANDA Japan-Australasia Championship」は、来季もニュージーランドで開催するとのことです。













