米男子シニアメジャー「ISPS HANDA シニアオープン」開幕
明日、7月23日から26日まで、スコットランドのグレンイーグルスで、「ISPS HANDA シニアオープン」が開催されます。
昨年から国際スポーツ振興協会がタイトルスポンサーに
昨年、主催するR&Aから役員二人が来日し、2025年から4年契約で、国際スポーツ振興協会(ISPS)がタイトルスポンサーになるという、電撃的な記者発表が行われました。

メジャートーナメントとはいえ、海外のシニアの大会に、日本からもゴルフ界の重鎮らが勢揃いして、記者会見に臨みました。これだけでも、ゴルフ界の総本山と言われるR&Aの威光、存在感を示すものでした。
そして、そのR&Aが主催するメジャートーナメント、全英オープンのシニア版と言える全英シニアオープンのタイトルスポンサーに、日本の団体が初めて決まったことの重みとインパクトを感じさせるものでした。

しかも前スポンサーの、ゴルフ界最大のスポンサーとも言えるロレックスでさえ、The Senior Open の後にくっつけて、プレゼンティッド・バイ・ロレックスという表記だったのに、国際スポーツ振興協会のケースでは、ISPS HANDAシニアオープン(英語表記 ISPS HANDA Senior Open)と、タイトルそのものにネームが入ることになりました。
全英女子オープンでは、Ricoh Women’s British Open(2011〜)や、現在のAIG Women’s Openなどのタイトルがありますが、R&Aが女子のトーナメントを主催するようになったのは2017年からです。それまではレディース・ゴルフ・ユニオンが女子の試合を主催し、男子をR&Aが主催していました。
ですので、男子の全英オープンは、最初から今まで「The Open Championship,」ですね。全英シニアオープンは、ヨーロピアンシニアツアー(現レジェンズツアー)に組み込まれる前の、ごく初期に、Volvo Seniors’ British Openというタイトルがあるだけなので、男子メジャートーナメントのタイトルに名前が入るのは極めて異例の対応であることがわかると思います。

ちなみにPGAツアーチャンピオンズ(米国男子シニアツアー)のメジャーに指定されたのは2002年後半で、2003年に初のメジャートーナメントとして開催されました。
過去のメジャー王者がたちがひしめく米男子メジャートーナメント
さて、前置きはそれくらいにして、昨年のメジャーは、「ISPS HANDA シニアオープン」において、ISPS HANDAアンバサダーのパドレイグ・ハリントンの優勝によって締めくくられました。そして、歴代5人目となる、全英オープン、全英シニアオープンの両方のメジャーで優勝した、名誉あるゴルファーとして名前を歴史に刻みました。

今年は連覇がかかっているわけですが、パドレイグ・ハリントンは、昨年は「全米シニアオープン」と、「ISPS HANDA シニアオープン」という、5つのメジャートーナメントの中でも、最上位と言われる二つのメジャーを制覇しました。
そして今年7月5日まで開催されていた「全米シニアオープン」も、優勝しています。もし今年の「ISPS HANDA シニアオープン」も連覇となれば、2年連続で二つの最高峰のメジャーを制覇することになります。

もちろん、そうはさせじと、ライバルがひしめき合っていますね。シニアに参戦する前の実績で言えば、同じISPS HANDAアンバサダーのアーニー・エルスも優勝候補の筆頭になると思います。
ただ今年は、スチュアート・シンクが、メジャー5大会のうちの「全米プロシニアゴルフ選手権」と「リージョンズ・トラディション(Regions Tradition)」でメジャー連勝し、つ続く「全米シニアオープン」では、パドレイグ・ハリントンに敗れたものの2位という驚異的な実績を残しています。

そして、今季からシニアに参戦し、直近のメジャートーナメント「シニア・プレーヤーズ選手権(カウリグカンパニーズ選手権)」で、メジャー初優勝を飾ったザック・ジョンソンもメジャー連勝を狙っています。
さらに、やはり今季からシニアに参戦したヘンリク・ステンソンも、2013年にフェデックスカップ年間王者と、欧州ツアーの賞金王のダブルタイトルを獲得した名手です。2022年からLIVゴルフに転向し話題になりましたが、2025年シーズンを終えて、LIVゴルフから降格になりましたが、実力は折り紙つきです。

ここに書いたゴルファーは、皆、全英オープンの覇者なので、「ISPS HANDA シニアオープン」で優勝すると、昨年のパドレイグ・ハリントンに続き、全英オープンと全英シニアオープンの両方を制した6人目の選手になりますね。
他にも、ダレン・クラークら、全英オープン覇者は総勢10人出場しています。レギュラーのメジャートーナメント王者になると全部で15人出場しています。
ライダーカップ出場経験者も29人いて、うち歴代主将も5人いますので、シニアゴルフの世界一決定戦に相応しいトーナメントと言えますね。レギュラーのメジャートーナメントに、今年も何人も出場していますし、現役時代さながらの、ハイレベルなプレーを見せてくれるかもしれません。

大会概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | ISPS HANDA Senior Open |
| 開催日 | 2026年7月23日(木)~26日(日) |
| 会場 | グレンイーグルス・キングスコース(スコットランド) |
| 出場人数 | 144人 |
| 競技方式 | 72ホール・ストロークプレー |
| 予選通過 | 36ホール終了時の70位タイまで |
| 賞金総額 | 285万ドル |
| 優勝賞金 | 44万7,800ドル |
| 前回優勝 | パドレイグ・ハリントン |
| 主催・公認 | R&A、PGAツアー・チャンピオンズ、レジェンズツアー |











