深見東州 (半田晴久) 氏のさまざまな活動に参加してきたワールドメイト会員が案内します
ゴルフ

半田晴久ISPS会長のゴルフ振興の歴史

Fuziwara

半田晴久ISPS会長(深見東州先生)は、2006年に国際スポーツ振興協会(ISPS)を設立します。スポーツの社会貢献を実践し、障がい者スポーツの幅広い振興を図るためです。

以降、スポーツ振興に積極的に取り組んできましたが、そもそもの始まりは、1988年のブラインドゴルフとの出会いにまで遡ります。

その頃、「本当の社会福祉とは何なのか」、「自分にできる社会福祉とは何なのか」を求めていた深見東州先生は、日本社会福祉学会の会長を4期務めた一番ヶ瀬康子教授から、「民間で行う福祉は、人的にも財政的にも限度があるから、政府がやらないようなユニークなものから手がけるべきで、地道に成果をあげていけば、政府も一般の人も注目し、政府も乗り出してくる」、とアドバイスされていました。

ブラインドゴルフを日本に導入、世界中でブラインドゴルフをサポート

1988年にビジネスの関係でオーストラリアのパースに行かれた時、ロン・アンダーソンというブラインド・ゴルファーに出会います。そこで、ほとんど目が見えないにも関わらず、健常者に混じってスポーツを楽しんでいるロン・アンダーソン氏を見て、大変な感銘を受けます。

視覚障害者が求めているものに感じるものがあり、それが、自分にできる社会福祉とは何なのかを求めていた深見東州先生にとって、日本でのブラインドゴルフ導入への決意へとつながります。

同年、現在の「日本ブラインドゴルフ振興協会」の前身となる「盲人ゴルフ倶楽部」を立ち上げます。

日本での普及に乗り出し、ブラインドゴルファーをコーチングする体制づくり、ブラインドゴルファーを受け入れてくれるゴルフコースや練習場の開拓、国内のブラインドゴルフ大会の開催、さらに世界大会を日本に誘致するなど、短期間でかなりの成果を上げていきました。

さらに、バラバラに動いていた世界各国のブラインドゴルフ協会をまとめる世界ブラインドゴルフ協会の設立を各国のブラインドゴル協会に提案し、1998年に実現します。

その初代総裁にも選出され、それ以降も、ずっと今日まで日本と世界のブラインドゴルフの普及と支援に尽力しています。

ISPSハンダ・ブラインドゴルフ世界選手権大会や、英国、米国、カナダ、アイルランド、オーストラリア、イタリア、南アフリカ、そして日本で開催される各国のブラインドゴルフオープンなど、多くの大会をサポートし続けています。

ブラインドゴルフの支援に至る詳細については、さらに詳しく書いた記事がありますので、そちらも読んでもらいたいです。

深見東州氏とブラインドゴルフ
深見東州氏とブラインドゴルフ

ゴルフの社会貢献を目指し、レジェンズツアーとの共催

2003年4月、日本最古のゴルフ倶楽部である神戸ゴルフ倶楽部が100周年を迎え、ブラインドゴルフの普及に協力するようになりました。

その神戸ゴルフ倶楽部で「最初の100年はゴルフの普及でした。次の100年は、ゴルフの社会貢献を」という話を聞き、ゴルフを通じた社会貢献の道を模索するようになります。

その頃、ブラインドゴルフの活動に協力していた稲葉真寿美プロから、女子シニアゴルファーの窮状を聞かされます。

そこで、米国の女子シニアツアーを日本で開催し、日本のシニアゴルフと交流を図り、シニアツアー全体を活性化させることはできないかと考えます。同時にブラインドゴルフの普及も視野に入れて、その実現に向けてさっそく行動を始めます。

渡米し、米国女子シニアゴルフ協会(WSGA)のジェーン・ブラロック会長と直に交渉します。

そして、日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)からも賛同を得て、2005年4月、世界ブラインドゴルフ協会、現在の日本ブラインドゴルフ振興協会、米国女子シニアゴルフ協会の主催による、「ワールドシニアゴルフ レディースオープン選手権」の日本開催が実現します。

世界女子ゴルフ界のレジェンドたちが大挙して来日したため、ゴルフ界に大きなインパクトを与えました。

プロアマも開催され、そこでブラインドゴルファーたちとの交流が設けられます。お互いに忘れならない感動の1日となったことが、選手たちの驚きと喜びの声として伝わってきました。

この大会以後も、深見東州先生が関わる大会では、あらゆる機会において、ブラインドゴルファー(現在は障害者ゴルファー全体)が、プロアマに参加できるようにしました。

ブラインドゴルファーにとって、有名プロとの交流は大きな励みとなります。ブラインドゴルフの知名度アップと普及にもつながっていきました。

一方で、世界的な選手を招聘しての大会は、女子シニアゴルフの認知度を上げる絶好の機会となります。当時女子シニアツアーの大会がなかった日本でも、年間5試合が開催されるようになったことで、そのもたらした効果がわかります。

また、日本女子プロゴルフ協会も、その後1、2年で大きく変化し、シニアツアーへの対応、活性化に向けて動き出します。

海外においては、米国女子シニアゴルフ協会のレジェンズツアーとの協力関係が続きました。

深見東州先生は、ライダーカップやソルハイムカップにならい、米国女子シニア選手と世界選抜女子シニア選手による対抗戦「HANDA CUP」を、2006年から2015年まで開催するなど、女子シニアを盛り上げる大会をいくつか開催してきました。

そして2007年に、米国女子シニア選手たちから請われて、米国女子シニアゴルフ協会会長に就任することになります。

米国女子シニアゴルフ協会が主催するレジェンドツアーは、2000年に創設されますが、2001年から2006年までの6年間は16試合と、年平均すると3試合にもなりませんでした。

しかし2007年から2013年の7年間は45試合に増え、年平均6試合以上が開催されるようになります。さらに2014年以降は4試合増え、過去最高の試合数になりました。

女子シニアゴルフの支援については、こちらの記事に詳しく書いています。

女子シニアゴルフの活性化に尽力
女子シニアゴルフの活性化に尽力

ジュニア選手からシニア選手まで手厚くサポート

深見東州先生は2006年10月に、一般社団法人 国際スポーツ振興協会(会長 : 半田晴久)を設立します。スポーツ振興と社会福祉、国際親善に貢献するために、以後積極的な活動を続けて今日に至ります。

その頃、当時の日本プロゴルフ協会の松井会長より男子シニアゴルフへの支援要請を受けます。当時の男子シニアゴルフツアーは、最盛期の3分の1以下の6試合にまで試合数が減っていました。

そこで2007年、賞金総額1億の大会を開催しました。また翌年には1億2000万の大会を開催すると、別なスポンサーが1億の大会を主催し、さらに多くの試合で賞金額が大幅に増額されました。

試合数はリーマンショックで経済が混乱する中でも確実に増加します。2013年には12試合に、2020年には20試合にまで増えました。(新型コロナのパンデミックで多くは中止になりますが)

国際スポーツ振興協会は、2007年から2024年までに、PGA(日本プロゴルフ協会)公認のシニア、およびスーパーシニアの冠大会を国内で50試合以上開催しました。

男子シニアツアーに関しては、ゴルフオーストラリアやアジアンツアー、そしてヨーロピアンシニアツアーから支援の要請を受けます。

それを受け、2007年からオーストラリアで、2010年からは英国やタイなど数カ国で冠大会を複数開催してきました。

また日本男子シニアツアーとヨーロピアンシニアツアー初の共同主催となる「HANDA CUPシニアマスターズ」を2010年に日本で開催します。

マスターズ覇者イアン・ウーズナムなど海外から強豪選手が多数参加し、日本男子シニアゴルフのレベルアップと認知度アップにつながりました。(優勝は倉本昌弘プロ)

翌2011年は、東北大震災のため中止になりますが、米国男子シニアツアー(チャンピオンズツアー)との共同開催の予定もあったそうです。

男子シニアゴルフに関する記事は以下も参考にしてください。

記事を取得できませんでした
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ブラインドゴルフにはじまり、女子シニアゴルフ、男子シニアゴルフへと支援の幅が広がっていきました。

実は同時期に、ゴルフのインストラクターのための「HANDA CUP全日本ゴルフ指導者プロアマ・オープン競技会」 なども開催し現在に至ります。

また、日本高等学校ゴルフ連盟をサポートし、2010年からは「ISPS HANDA日韓対抗中学・高校生ゴルフ選手権」を支援します。

2017年からは「ISPSハンダ全国中学生高等学校選抜ゴルフマッチプレー選手権大会」の開催を行うなど、現在に至るまで男女ジュニア選手の育成にも力を入れています。

世界でも、ファルドシリーズのグローバルパートナーとなり、2011年から2014年までサポートしました。

ファルドシリーズは、次世代のチャンピオンを見つけ育成することを目的に、ニック・ファルドが1996年に設立したトーナメントです。12歳から22歳の選手を対象に、30カ国で40試合が行われました。

ニック・ファルドは国際スポーツ振興協会のアンバサダーとして、今も深見東州先生と協力しています。

国内ではジャンボ尾崎が2017年にISPSアンバサダーに就任します。そのジャンボ尾崎が2018年に、有望なジュニア選手を育成するために開設した「ジャンボゴルフアカデミー」を、当初から支援しています。

ジャンボゴルフアカデミーでは、名白楽ジャンボ尾崎の指導のもと、米LPGAツアー新人王を獲得した第1期生西郷真央プロや、同じく第1期生の佐久間朱里プロの活躍などが知られていますね。

同じく、ジャンボゴルフアカデミーを創設するきっかけになったと言われる原英莉花プロも、ジャンボ尾崎のもとで腕を磨き、大きく開花しました。

また、ジャンボ尾崎からすでに出来上がっていると称された笹生優花プロも、ジャンボ尾崎のもとを訪れます。日本ツアーで優勝し、米LPGAツアーでメジャー2勝を挙げる前に、ジャンボ尾崎の薫陶を受けながら、アカデミー生とともに練習を積んできました。

世界の主要ツアー、ゴルフW杯から国内ミニツアーまでサポート

そしていよいよ世界の主要レギュラーツアーになります。

まず女子レギュラーツアーでは、ALPGツアー(オーストラリア女子ゴルツアー)の「ISPS HANDA オーストラリア女子オープン」を2011年からスポンサードします。

このトーナメントは後にレディースヨーロピアンツアーとLPGAツアーとの3者共催ツアーになりました。

レディースヨーロピアンツアーとは、ISPS HANDA ニュージーランド女子オープン(2012〜)、ISPS HANDAレディース・スコティッシュオープン(2013)、ISPS HANDA・レディース・ヨーロピアンマスターズ(2012〜2014)など、複数の大会をサポートしました。

これらのサポートにより、マイナーだったヨーロッパ女子ゴルフ界からスター選手が登場し、ヨーロッパの女子ゴルフをメジャーにするのに貢献したと、ヨーロッパのゴルフ協会から評価されていました。

コロナ後の2022年からは、「オーストラリア女子オープン」が、男子のナショナルオープンと同時開催の大会として復活し、以後、毎年スポンサードを続けています。

2024年からは、全英オープンの前哨戦として、多くのトップ選手が出場する「スコティッシュ女子オープン」のスポンサードを再び請け負います。

男子レギュラーツアーでは、アジアンツアーの「ISPSハンダ シンガポールクラシック」を2010年から3年間。PGAツアー・オブ・オーストラレイジアの「オーストラリアン・マスターズ」「ISPSハンダ・パース・インターナショナル」を2012年からスポンサードしました。

PGAツアー・オブ・オーストラレイジアは、2016年から国際スポーツ振興協会とパートナーシップを提携し、2023年まで「ISPS HANDA PGAツアー・オブ・オーストラレイジア」となります。提携以後はヨーロピアンツアーとの共催が増えていきます。

ヨーロピアンツアー(現在はDPワールドツアー)とは、2012年から「ISPSハンダ・ウェールズ・オープン」、サンシャインツアーとの共催「ザ・ネルソン・マンデラチャンピオンシップ presented by ISPS Handa」、「ISPS HANDA UKチャンピオンシップ」、「ISPSハンダ・ワールド・スーパー6パース」など、複数のトーナメントをサポートしてきました。

またヨーロッパでは、いくつかの下部トーナメントも支援していたようです。日本でも男子チャレンジトーナメントを2012年から何度も主催しています。

そしてコロナのパンデミックを経て、2022年から3年間、日本ゴルフツアー機構とDPワールドツアー(旧ヨーロピアンツアー)の共催試合「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント」を初めて日本で開催することで合意に至ります。

2022年は海外からの渡航者に制限があり、日本とスペインでそれぞれ単独開催になりますが、2023年と2024年は日本で開催されました。

同時期に、ジャパンゴルフツアーの賞金ランキング上位3人に対し、DPワールドツアーのシード権が付与されることになりました。

この機会を活かし、男子では星野陸也選手と中島啓太選手がDPワールドツアーで活躍し、共に優勝も経験します。また桂川有人選手も2024「欧州・日本どっちが勝つかトーナメント」で優勝しました。

その後2025年から星野選手は、DPワールドツアーでの活躍により、米PGAツアーのシード権を得ています。

その前には下部ツアーからDPワールドツアーに昇格した久常了選手の優勝があり、その後一足先に米PGAツアーに参戦していました。

そのように、松山英樹に続く、世界で活躍する男子選手の育成につながりつつあります。

またコロナ後の海外では、2022年から「オーストラリアオープン」が復活しますが、男子だけでなく、「オーストラリア女子オープン」との男女ナショナルフラッグ同時開催の大会へと変わり、こちらもスポンサードしています。

男子はDPワールドツアーの開幕2戦目として開催され、同時にDPワールドツアーが主催する障害者ゴルフツアー(G4Dツアー)も同時開催され、同じくスポンサードします。

それから、レギュラートーナメント、チャレンジトーナメント、シニアトーナメントに出場できないプロゴルファーも多いことから、ATP GOLFツアーというミニツアーを2019年から全面的にサポートし始めます。

2020年からはNIGツアーというミニツアーもサポートします。

賞金付きの試合に出場できる機会を数多く提供し、ベテランも含め、プロとして活躍を目指す若手選手の貴重な修行の場になっています。

現在活躍中のトッププロも、このようなミニツアーで腕を磨いた選手も多いと聞きました。

国際スポーツ振興協会は企業のように費用対効果ばかりで動くのではなく、このような、真にゴルフ界全体にとって有益であり、必要とされているものに投資していることがわかります。

ミニツアーとは真逆の、米国PGAツアーが主催し、国を代表するエリート選手が世界一を競う国別対抗戦「ワールド・カップ・オブ・ゴルフ」においては、こちらも全て依頼を受け、2013年、2016年、2018年と3回連続でタイトルスポンサーになりました。

また2013年の、全欧州女子チーム対米国女子チームによる対抗戦「ソルハイムカップ」の、公式国際チャリティ・パートナーに就任しています。

国際スポーツ振興協会が関わるゴルフトーナメントの多くは、チャリティとして開催されるものも多くあります。寄付金は地元の振興のために還元されるなど、地域の発展にも寄与してきました。

南アフリカのサンシャインツアーとヨーロピアンツアーの主催により、2年連続開催された「ネルソン・マンデラ・チャンピオンシップ」もサポートを行い、収益や寄付を最先端のネルソン・マンデラ小児病院建設を支援する基金に寄付しています。

国際スポーツ振興協会の半田晴久会長(深見東州先生)は、ゴルフ以外でもチャリティ活動をいくつか行い、この基金へ多額の寄付を行いました。

日本男子ツアーと協力し人気回復とレベルアップを図る

日本での男子レギュラーツアーの主催は、2015年が最初になります。

世界の主要ツアーの中では最後になりましたが、これは当時のJGTO(日本ゴルフツアー機構)の体制に問題があったことが、ゴルフジャーナリストによって指摘されていました。

日本では宗教に対するアレルギーが強いせいか、ゴルフ界の一部には、ワールドメイトからも支援を受けている国際スポーツ振興協会に対する過度な偏見があったようです。

どちらもトップは深見東州先生ですが、宗教は宗教法人として、スポーツ振興は一般社団法人として、きっちりと分けて運営されているにもかかわらず、宗教団体が主体であると勘違いする人も多かったようです。

それにワールドメイトも、大きなトラブルなどを起こす問題ある団体ではないのに、それどころか多くの人が知らないだけで、社会にさまざまな形で貢献してきました。

にも関わらず、不本意なトラブルに巻き込まれて誤解を受けたことが過去にあり、それをよく理解せず、偏見は無知より生ずに陥っている人もいたのでしょう。

詳しくは当サイトでもいくつか記事にしてきましたので、ここではこれ以上は触れません。

かくして2015年から国際スポーツ振興協会主催の、「ISPSハンダ グローバルカップ」が日本男子ツアーとして開催されます。

イアン・ポールターやシャール・シュワーツェルなど、PGAツアーの有名選手が多数来日し、ハイレベルな熱戦が繰り広げられました。この大会は2016年も開催されます。

2017年からは試合形式を変え、「ISPSハンダマッチプレー選手権」が開催されます。予選から本戦まで、過酷なマッチプレーが述べ7日間にわたり開催されました。

費用面や集客、中継においては、マイナス面が大きいと言われるマッチプレーですが、日本男子選手のレベルアップのためには必要だと言うことで開催を決意されました。この大会は2018年まで開催されます。

その後JGTOの対応に問題があり、2019年から2020年まではトーナメント開催を見送ることになります。しかし2021年には、コロナ禍で苦しむ男子ゴルフツアーに活気を取り戻すため、再びトーナメントを主催することを決意しました。

コロナで停滞した、ゴルフ界の空気を吹き飛ばす意味もあるかもしれませんが、娯楽やエンターテイメントの要素を色濃く盛り込んだ試合が増えました。

トーナメントを興行として、観客に楽しんでもらい、足を運んでもらえるような新たなゴルフ文化を創造し、ゴルフ界を盛り上げようとされているようです。

そして、初のDPワールドツアー(旧ヨーロピアンツアー)とJGTOの共催トーナメント開催に向けて尽力し、2022年の日本開催にこぎつけます。

ただ初戦はコロナ禍で2023年に延期されますが、その後2024年まで開催されました。

その期間に世界に目を向け、海外ツアー参戦を目指す若手選手が増えていきます。日本男子ゴルフ界の底上げにつながることですから、大いに貢献してきたといえそうです。

半田晴久会長は、日本男子ゴルフ界の長年の悲願であるDPワールドツアーとの共催を成し遂げましたが、世界ランキングポイント付与の高い、レベルの高いトーナメントの日本開催を望み、世界ランキングを上げていくことにも尽力してきました。

今後は日本でのプレジデントカップ開催に向けても動いていかれるとのことです。

男女平等、同時開催のトーナメントを開催

2019年以降の世界でのツアーにおいて、特筆すべきものの一つとして、2019年と2020年にオーストラリアで開催された「ISPSハンダVICオープン」があります。

このトーナメントは、同じ日程、同じコース、同じ賞金額をかけて、男子選手と女子選手がそれぞれプレーするということで注目を浴びた大会でした。

ヨーロピアンツアー、ISPS HANDA PGAツアー・オブ・オーストラレイジア、米LPGAツアー、ALPGツアー(オーストラリア女子ゴルフツアー)の4者共催で行われました。スポーツ界における男女平等の画期的な大会と評されました。

また、北アイルランドでも2019年から、男女平等、同時開催のトーナメント「ISPS HANDAワールド・インビテーショナル」が開催されます。

こちらはワン・ダイレクションのナイル・ホーランが率いるモデストゴルフからの呼びかけに半田晴久会長が応えて開催されました。

2021年からは、ヨーロピアンツアー、LPGAツアー、レディース・ヨーロピアンツアーの3者共催になり、よりハイレベルな戦いになりました。

そしてコロナ後は、2022年暮れから「オーストラリアオープン」が、男子と女子と、障害者ゴルフの3トーナメント同時開催となったことは、先ほど説明した通りです。

スポーツの世界では、男女アスリートの格差が非常に激しい種目もあります。プロスポーツは人気によって収入に差がつくのが当然とはいえ、ゴルフの場合は、男女の格差が、昔に比べるとだんだん小さくなりつつあるようです。

そのような流れのきっかけとして、男女同じ賞金額、同時開催の大会の影響もあるのかもしれません。

障害者ゴルフのパラリンピック正式種目採用へ向けて

障害者ゴルフに目を向けると、国際スポーツ振興協会は2019年にメルボルンで開催されたプレジデントカップの公式チャリティパートナーに就任しました。

そこでプレジデントカップと並行し、「ISPSハンダ障害者ゴルフカップ」を開催しました。

それにより、世界数百万人が障害者ゴルファーのプレーを見ることとなり、その優れた技術が証明されました。また多くのチャリティー募金が集まります。

この取り組みは、2018年にメルボルンで開催された「ISPSハンダ・ワールド・カップ・オブ・ゴルフ」の時に行われたものと同じ形式で行なわれました。

また2019年は、障害者ゴルフのオーストラリアン・オール・アビリティ・チャンピオンシップが、オーストラリアオープンと同時開催されました。この障害者ゴルフの大会もサポートしています。

遡ること2012年からは、英国PGAと国際スポーツ振興協会による「ISPSハンダPGAアカデミープログラム」が始まりました。

この頃、当初ブラインドゴルフを支援していた半田晴久会長(深見東州先生)は、ブラインドゴルフを含む障害者ゴルフ全体へと支援の輪を広げました。

パラリンピックへのブラインドゴルフ採用を目指していましたが、障害者ゴルフ全体として取り組むことがよりベストであるとの判断があったと思います。

「ISPSハンダPGAアカデミープログラム」では、英国PGAのゴルファーに、視覚障害・身体障害を持つゴルファーをコーチするためのトレーニングを行い、コーチ資格を与えます。

国際スポーツ振興協会はPGAの協力を得て、視覚障害・身体障害を持つより多くのゴルファーが、専門的なコーチングを受けられるようにする「グランド・ブレーキング・イニシアチブ」を開始しました。

「ISPSハンダPGAアカデミープログラム」は、英国や米国など複数のトーナメント開催地でワークショップを開きます。多くの訓練されたプロゴルファーによる、1000回をはるかに超えるレッスンを提供できるようになりました。

2015年にキース・ペリー氏がヨーロピアンツアーCEOに就任したとき、すぐに来日し、半田晴久会長(深見東州先生)に会いにこられたそうです。

そこから互いに信頼関係を築き上げ、キース・ペリー氏率いるヨーロピアンツアーは、障害者ゴルフへの取り組みを加速させていきます。

2019年から、欧州障害者ゴルフ協会(EDGA)とヨーロピアンツアーが協力し、EDGAヨーロピアンツアー(現在はG4D(Golf for the Disabled)ツアー)が始まりました。

これはヨーロピアンツアーのトーナメントと同じ週に、同じコースで障害者ゴルフ大会を開催するものです。新型コロナのパンデミックで中断を余儀なくされた時期を乗り越えて、年々開催試合数が増えています。

半田晴久会長は2019年に、長年の障害者ゴルフに対する支援活動が評価され、ヨーロピアンツアー障害者ゴルフ・プログラム名誉アンバサダーに就任しました。今後もアドバイザーとして障害者ゴルフの推進に関わっていくようです。

2022年初頭、PGAツアー「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」と同じ日程、同じコースで障害者ゴルフトーナメントのチャンピオンが集まった、「ISPS HANDA オール・アビリティズ・チャンピオンズ・プレイオフ」が開催されました。

また12月には、前述したようにオーストラリアの男子と女子のナショナルオープンの、初の同時開催となる「ISPS HANDAオーストラリアオープン」が開催されます。

繰り返しになりますが、この時G4Dツアーとして、「ISPS HANDAオーストラリアン・オール・アビリティ・チャンピオンシップ」が同時開催され、以後毎年、この形式で開催されています。

このような男子ツアーと女子ツアーの同時開催プラス障害者ゴルフ大会を組み合わせた画期的な取り組みは、2022年と2021年に北アイルランドで開催されたDPワールドツアー、LPGAツアー、レディースヨーロピアンツアー3者共催大会「ISPS HANDAワールド・インビテーショナル」でも行われていました。

そのような活動のおかげで障害者ゴルフツアーに対する世界的な認知度も上昇し、障害者ゴルファーの競技レベルも上がっています。

2019年からはUSGAとR&Aによって、障害者ゴルフの世界ランキング(WR4GD)もできました。

R&AとDPワールドツアーが主体となって、障害者ゴルフの世界選手権とも言えそうな「G4Dオープン」という大規模な大会も2023年から開催されるようになりました。

また2024年には、国別対抗戦となるチーム戦も行われています。そしてルールなどの整備もヨーロッパで進んでいるようです。

『世界ランキングの存在』と『公式組織による世界選手権の定期的な開催』、『全大陸に等しくプレーヤーが存在する』など、パラリンピック採用にはいくつもの条件があるようです。

それらをクリアするべくゴルフ界では着々と準備が進められ、2028年ロサンゼルス大会以降での採用を目指しています。

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ワールドメイト会員歴は30年超
以前、「深見東州(ワールドメイト代表)の実像に迫るサイト」を運営していました。わけあって、新たにサイトを立ち上げる事にしました。昔、書いた記事はリライトしてから、随時、こちらのサイトに投稿する予定です。
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