2016.06.13

男子シニアから、レギュラートーナメントへと支援拡大

Fuziwara

半田晴久ISPS会長（深見東州先生）の、ゴルフに関する活動の足跡について書いています。以下の記事からの続きとなります。

深見東州氏とブラインドゴルフ

女子シニアゴルフの活性化に尽力

Contents

タイタニックの法則で試合数増加
世界の主要ツアーへと広がる活動
ゴルフにおける社会貢献を世界で推進

タイタニックの法則で試合数増加

深見東州先生 (半田晴久ISPS会長) は、２００７年から、男子シニアゴルフの支援を開始されます。

発端は、当時のPGA（日本プロゴルフ協会）会長松井功氏からの支援要請があったからでした。松井功PGA会長は、女子シニアだけでなく、男子シニア選手も試合がなくて困っていることを伝えたそうです。

バブル期の最盛期には２０数試合を数えた男子シニアツアー公式トーナメントが、その当時には６試合にまで減少していました。さらに３つの公式戦の一つすら、なくなろうかという状況です。

その窮状に理解を示された深見東州先生は、「では、賞金１億円の試合をやりましょう」と提案され実行されます。男子シニア史上最高賞金総額だというのは、後から知ったそうですが、タイタニックの法則ということで、ドカンと大きな試合を開催されたのでした。

タイタニックの法則というのは、沈没船ジョークとして誰が言い出したのか知りませんが、国民性を表しているとの評判ですね。

アメリカ人には「飛び込めばヒーローになれる」
ロシア人には「ウォッカのビンが流れている」
イタリア人には「美女が泳いでいる」
フランス人には「決して飛び込まないでね」
イギリス人には「ジェントルマンなら飛び込め」
ドイツ人には｢規則だから飛び込んでください」
そして日本人には「みなさんもう飛び込みましたよ」と、言えば海に飛び込むというものです。

日本人の場合は、周りがやっているんだったら、じゃあ自分もやらなければいけない、となるのでしょうね。よく理解できます。

そこで深見東州先生は、翌２００８年にも、他に一億の試合を呼び込むために、１億２千万の試合を開催します。すると、本当に一億の賞金を出すスポンサーが現れます。

さらに他の試合でも賞金額を大きくアップするところが出てきます。試合数も確実に増え始め２０１３年に１２試合と、倍に増えたのでした。

２００８年リーマンショックによる世界的な不況の時期と被っているのに、この増加ですから大変な成果だと言えますね。日本人は、誰かが先頭切って始めると、それならということでやり始める、タイタニックの法則は真実なのでした。

深見東州先生によると、「私があげたトスを松井さんがスマッシュを決めてくれて成果が出た、２人は黄金コンビなんです」、と言われていました。

その後２０１４年からは倉本昌弘氏がPGA（日本プロゴルフ協会）会長に就任します。さらに奮闘されて、アベノミクスの追い風もあり、２０１６年に１７試合にまで回復しました。

通常の男子シニアだけではなく、ゴールドシニア、グランドシニアという高齢者プロのトーナメントも、深見東州先生は並行して開催しました。今日まで、それは続いています。

同じ時期には、世界のシニアゴルフ界にも支援の輪が広がっていきました。オーストラリアの「ISPSハンダ・オーストラリアン・シニア・オープン」から始まり、次にヨーロッパの「ハンダ・シニアマスターズ」「ISPSハンダ・PGAシニアチャンピオンシップ」など、支援が拡大します。

米女子シニアのレジェンドツアー会長にも就任しましたので、アメリカでは米国対世界の対抗戦「ISPS ハンダカップ」や「ISPSハンダ・レジェンズツアーオープン・チャンピオンシップ」が米国で数年間開催されています。

世界の主要ツアーへと広がる活動

ところで、深見東州先生が会長をされる国際スポーツ振興協会は、グローバル化の先端に立ち、白人に文化で打ち勝ち、世界のトップアスリートたちと仲良く社会貢献をするのが持ち味の一つです。

そこで２０１０年からは、ヨーロピアンシニアツアーとPGAの初のコーサンクション大会 (共同主催) を行いました。それが「HANDA CUP シニアマスターズ」でした。

海外からは深見東州先生の友人で、メジャーで優勝した選手やライダーカップで主将を務めた名選手らを招待し、開催されました。これによって日本のシニア男子トーナメントの質は最高潮に上がったと言えるでしょう。

さらに翌年は、グレッグ・ノーマン、ゲーリー・プレーヤー、ニック・ファルドらも参加するような、米国のチャンピオンズツアーとの共同主催も行える予定だったそうです。

しかし、東日本大震災の発生により、ほとんどのゴルフ大会を中止にしました。もし実現していたら、素晴らしい大会になったろうと思いますが、天災ばかりは仕方がありません。

翌２０１２年は、PGAシニアツアー２試合と、「ISPS グローイングシニアオープンハンダ熱血シリーズ」というシニアの５試合を開催する方向に変わります。

最高に質の高い大会を開くことより、一つ一つの規模は小さくても、数を開催する方向になったようです。

そのようにした理由は、世界基準の質の高いトーナメント開催よりも、日本基準の普通のトーナメントを数多く開催するのをゴルファーが欲していて、それが喜ばれると実感されたからのようです。

少し残念な気もしますが、多くの日本のプロシニアゴルファーからすると、それがベターなのでしょう。

レギュラー若手選手の中には、PGAツアー（米国男子）に挑戦する選手もいますけどね。そういう理由で、国際スポーツ振興協会の大和魂は、それを欲するヨーロッパの男女レギュラーツアーやサンシャインツアー、アジアンツアー、豪州PGA、米国LPGA、レジェンドツアー、米国PGA、そして世界のジュニアへの育成へと移行していくのでした。