
2025「ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー」は『ガイズ&ドールズ』を上演

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今年も3月21日から4月20日まで、シドニー湾の特設野外会場で、「ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー」の公演が行われました。今年はコメディミュージカル『ガイズ&ドールズ』が上演されていました。
『ガイズ&ドールズ』の見どころ
どのようなミュージカルなのか、見たことがないので海外メディアのレビューから紹介しますが、1950年11月にブロードウェイで初演され、その時に5つのトニー賞を受賞した人気作品となります。

時代背景は1920〜30年代のニューヨークの地下社会が舞台となっています。その時代といえば、ギャングやショーガール、ジャズが登場するのが定番ですね。そして二組のロマンスを中心にストーリーが展開します。

100年前という近くて遠い時代なので、現代に近い趣がありながらも、今の社会の感覚とはかなり違う部分があるため、そこをどう演出するかが、けっこう難しいと思います。いくつかレビューを見ると、古臭い感覚もあるが、野外舞台のスペクタルな演出が、それらをカバーしていたようです。

また、主役の腕利きギャンブラーとヒロインの堅物の救世軍女性との恋、ギャンブル付きの悪党とショーガールの女性の恋の展開は、男女の心の動きの違いや人生における価値観の違いを表現しつつ、今も昔も変わらない男女のロマンスがテーマであり、コミカルな演出もあって、現代でも十分に魅力的なストーリーのようです。

毎年、ステージにおける大規模な舞台設営や豪華な衣装などが話題に上りますが、今回は14年間のハンダオペラで初となる、オーケストラ用のスカイデッキも話題の一つになっていました。巨大な「ONE WAY」のサインに透けるスクリーンに、オーケストラが映っていますね。

広い舞台をいっぱいに使ってますから、ビジュアル面の訴求力は、屋内ステージに比べても迫力と見応えがあるでしょう。
そしてダンスの振り付け、演技、歌唱などの俳優たちのパフォーマンスも、今回もかなりの高評価を得ていたようです。実際に舞台をみなければ、その良さは理解できないものでしょうけどね。

キャストとチーム
キャストとチームも書いておきます。
『Guys & Dolls』は、デイモン・ラニアン原作の物語とキャラクターを基に、音楽は作詞作曲をフランク・レッサーが、脚本をジョー・スワリングとエイブ・バローズが共同執筆しました。
⚫️キャスト
スカイ・マスターソン: コディ・シンプソン (Cody Simpson)
サラ・ブラウン: アニー・エイトケン (Annie Aitken)
ネイサン・デトロイト: ボビー・フォックス (Bobby Fox)
ミス・アデレイド: アンジェリーナ・トムソン (Angelina Thomson)
ニセリー・ニセリー・ジョンソン: ジェイソン・アロー (Jason Arrow)
ベニー・サウスストリート: ジョエル・グレンジャー (Joel Granger)
ラスティ・チャーリー: キーラン・マグラス (Kieran McGrath)
ハリー・ザ・ホース: ジョン・シンタヴェロニス (John Xintavelonis)
ビッグ・ジュール: ドロン・チェスター (Doron Chester)
アーヴァイド・アバーナシー: トニー・マクギル (Tony McGill)
ブラニガン警部: トーマス・キャンベル (Thomas Campbell)
マチルダ・B・カートライト将軍: ナオミ・リビングストン (Naomi Livingston)
⚫️クリエイティブチーム
演出: ショーン・レニー (Shaun Rennie)
音楽監督: ガイ・シンプソン (Guy Simpson)
振付: ケリー・アビー (Kelley Abbey)
舞台デザイン: ブライアン・トムソン (Brian Thomson)
衣装デザイン: ジェニファー・アーウィン (Jennifer Irwin)

世界的な音楽イベントに成長
ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバーは、シドニーオペラハウスなどの夜景を背景にした美しいロケーションを誇る野外オペラとして、2012年から始まりました。
毎年、質の高いパフォーマンスとスペクタルな舞台演出、美しい夜景をバックにした花火などが話題となり、あっという間にシドニーのメインイベントの一つに成長します。
2019年からは初のミュージカル『ウェスト・サイド・ストーリー』を上演し、記録的な大成功を収めます。さらに2022年には『オペラ座の怪人』が上演され、6万人以上が観劇し大好評を博しました。

2024年は再び『ウェスト・サイド・ストーリー』が上演され、今年の『ガイズ&ドールズ』上演で3つ目のミュージカル上演になります。
2022年までに50万人以上の人が観劇したそうですが、今回の成功で、ここ数年のミュージカルへの移行が、ますます観客動員につながっているのは間違いないでしょう。
来年は再び『オペラ座の怪人』が上演されるという情報もあるようですが、今後の正式発表が待たれます。

今や世界中からVIPや観光客が観にくる世界的音楽イベントになった「ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー」は、深見東州先生が会長を務める世界芸術文化振興協会が2012年の第一回目からスポンサーになっています。そのおかげで、このような舞台が可能になったのだそうです。
その間、主催するオペラ・オーストラリアの株も爆上がりし、今や世界の5大オペラ団とまで評価が高まっているそうです。ちなみに深見東州先生は、オペラ・オーストラリアの主席総裁で、かつゲスト・アーティストになっています。