
「ジュリアード音楽院声楽オーディション by IFAC」で開かれる国際舞台への道

噂のHANDA.TVに、すでにアクセスした人も多いかと思います。初めて見るような、深見東州先生のレアな活動も、見ることができるようになりました。
ワールドメイトで、深見東州先生の様々な活動の様子をちらほら聞いてはいますが、実際の映像で見ると、まったく想像以上だったりします。
まだ始まって三日目なので、ところどころしか見ていませんが、見た中で驚いたのが、ジュリアードに入学するためのオーデションの様子でした。深見東州先生は、アメリカの名門ジュリアード音学院に、日本の有望な新人を送り出すために特別なオーデションを開催し、尽力されてきました。
自力でアメリカに渡り、ジュリアードで勉強した人も何人もいますが、条件的に難しい面が多いのか、数は非常に少ないようです。それだけに、ジュリアード音楽院と提携したオーデション開催は、若くて才能ある声楽家にとってチャンスとなる、非常に価値あるものと言えますね。

この「ジュリアード音楽院声楽オーディション by IFAC」は、音楽教育の世界最高峰とされるニューヨークのジュリアード音楽院声楽学科に、日本の才能ある若き声楽家を送る目的で開催されます。
主催 NPO 法人世界芸術文化振興協会(IFAC)、共催ジュリアード音楽院による、公式オーディションになります。
ジュリアード音楽院声楽科1次試験を兼ねており、最優秀賞受賞者は1次試験免除になり、2次試験に招待されます。そして、ジュリアード音楽院2次試験に合格した場合、IFACより US5万ドル相当の奨学金 (ジュリアード音楽院授業料1年分、学生寮費用1年分) が授与されます。
さらに副賞として、同音楽院にてプライベートレッスン受講やワークショップへの参加(4日~7日)、2次試験(最終審査)を受けるためのニューヨークへの渡航宿泊費(50万円相当)、英検一級・TOEIC・TOEFL塾で、入学に必要なスコア獲得のための英語レッスン受講資格などが供与されます。
IFACホームページに掲載されている深見東州先生の挨拶文を掲載しておきます。
2009年から、今後10年間にわたり、ジュリアード音楽院と世界芸術文化振興協会 (IFAC) が協力して、若い才能を育てる特別プログラムがスタートします。
これまで IFAC では、世界五大バリトンの一人グレゴリー・ユーリシッチ氏と、共同でオー ストラリアにオーストラリアン・オペラ・スタジオ(AOS)を設立し、若き声楽家達が、世界の一流舞台で通用する実力をつけるべく、ユニークで実践的な教育を行なってきました。
こうして、AOS で実際の舞台経験を重ねたアーティスト達は、AOS を卒業した後、オセアニア地域の8大声楽コンクールの内、6大会で優勝し、それぞれ世界中のオペラハウスで活躍 しています。これらの経験をふまえ、オペラ歌手をめざす学生達のために、今度はジュリアー ドで新たなプログラムを行なうのです。
IFAC は、1999年にジュリアード音楽院と調印し、10年間声楽科のオペラ卒業公演を支 援しました。この実績を経ての新プロジェクトなのです。 言うまでもなく、ジュリアードは、世界中の音楽家が憧れる音楽の殿堂です。私自身、40才で声楽を学び始めてから、世界中で 30人以上の先生から学びました。ジュリアードでも、 学長の紹介で有名な二人の先生から、プライベートレッスンを受けました。このときの体験は、本当に素晴らしいものでした。
日本の若き声楽家達にも、ぜひ、ジュリアードを体験して頂きたい。そして、この IFACのプログラムを通して、世界にチャレンジし、世界の壁を超えて頂きたい。そんな気概と、才能ある若者のトライをお待ちしております。
NPO 法人 世界芸術文化振興協会会長 半田晴久
そして、次はジュリアード音楽院学長ジョセフ・W・ポリシ氏の挨拶文です。
私の友人半田晴久博士と世界芸術文化振興協会に対し、「ジュリアード賞」としてここに結実した、博士らの熱意と先見性に心から賛辞を送り、また篤く感謝申し上げるものです。
10年前から、半田博士はジュリアードの声楽科に、毎年多額の御寄付を下さいました。そのおかげで、この10年間に多くの声楽科の学生が、ジュリアードオペラ公演に出演することができたのです。
ジュリアード賞は、世界芸術文化振興協会から再度、寛大なる多額の御寄付をいただいて創設されたものです。今後10年にわたり、当音楽院の声楽教育をさらに強化することになります。
このジュリアード賞創設により、半田博士 (ご自身が著名なオペラ歌手であり、音楽家でもありますが) は、私達に非常な光栄を授けて下さったと言えます。このコンクールは、日本全国から有望な若手声楽家を集める、貴重な機会となるはずです。
ジュリアード賞は、当音楽院にとっても、いろいろな意味で画期的なものです。まず、当音楽院が賞を与えるコンクールが、当音楽院以外の場所で開催されたことは今までありません。 これは、近年の素晴らしい技術進歩があって、初めて可能になったことです。
衛星中継を通して、 ニューヨークの音楽院声楽科教員一同が、現在新進気鋭の日本人声楽家の歌唱を、じっくり鑑賞できることになりました。むろん日本では、東京音楽大学名誉教授、栗林義信教授に特にご 協力いただき、声楽部長ブライアン・ジーガーが、訪日して審査員団に加わります。
こうして、世界芸術文化振興協会のご支援を受け、最優秀となった声楽家をニューヨークに招待し、ジュリアードのオーディションを受けて頂きます。もし、万が一不合格となった場合 でも、本当はその学生がジュリアード入学を許可されるか否かは問題ではないのです。ジュリアード賞そのもの、それを体現する志そのものが、両国の橋渡しをするものです。この賞がきっかけとなり、才能ある若手声楽家を見出し、育てようとする気運が、さらに高まることを心から望むものです。
ジュリアード音楽院学長 ジョセフ・W・ポリシ

そして、世界芸術文化振興協会副会長であり、声楽家の栗林義信氏の挨拶です。
この度、世界芸術文化振興協会(IFAC)とジュリアード音楽院が協力し、ジュリアード声楽科への入学オーディションを日本で開催できることを、大変うれしく思っています。
今まで、何人の日本の音楽家達が、ジュリアードへ挑戦してきたことでしょうか。私自身、日本の若き声楽家達を、こうしたかたちでジュリアードへ送り出せる日が来るとは、考えてもみなかったことです。このオーディションの開催により、世界トップレベルであるジュリアードへの窓口が日本にできたことは、大変素晴らしいことです。非常に画期的で、有意義なまさに夢のような出来事です。
20世紀初頭に、ジュリアードが創立された当初の目的は、ヨーロッパのコンセルヴァトワールに負けない学校を作るためだったと伺っております。しかし、いまやジュリアードは、世界最高レベルの音楽院として、ヨーロッパ諸国をはじめ、世界中から若き音楽家達がジュリアードに憧れ、集まってきています。
また、ジュリアードは、メトロポリタンオペラとパートナーシップを組み、若いオペラ歌手の育成にも力を入れています。日本の才能あふれる若者達が、こうした世界トップクラスの学校で存分に学び、世界の舞台で活躍するきっかけをつかんでくれれば、これほど嬉しいことはありません。
このオーディションにより、次世代の音楽界を担う素晴らしい芸術家が、一人でも多く世界へ羽ばたいていくことを、心より願っております。皆様の未来の活躍に期待するとともに、たくさんのご応募をお待ちしています。
声楽家 NPO法人世界芸術文化振興協会副会長 栗林義信
今回のHANDA.TVの番組では、そのオーデションの様子が上映されました。なぜジュリアード音楽院が素晴らしいのか、話を聞いていて本当によくわかりました。
世界トップレベルのソリストになるため、昔は、イタリアやドイツにいく人が多かったようです。しかし今は、英語圏でないと国際舞台でもトップになりにくい事情があるようです。
それでアメリカに、世界から優秀な人が集まってくるのでした。その最高峰がジュリアード音楽院になります。国際舞台で活躍するのに、もっとも近いところにあると言えます。
話を聞いて、ジュリアードでしっかり勉強し、世界の檜舞台に日本人歌手がデビューしてほしいと思うようになりました。

このジュリアード音楽院第一回オーデションで合格したのが、大西宇宙さんという、とても才能豊かな方です。日本では、すでにトップソリストの実力を持つそうです。
その大西さんとの対談で、深見東州先生は、世界のトップを目指さなければ、ジュリアードに行く意味がないというお話をされました。
世界のトップレベルになるという基準で、二人の対談は続きます。その内容は聞いたこともないような、高度な声楽の理論と考え方でした。
それを聞いて、改めて深見東州先生の音楽的な知識と実力に驚いたしだいです。相手がその道を極めるようなプロだと、深見東州先生の話される内容も、それに合わせてどこまでも高度な専門的な内容になるわけですね。
声楽に興味がない人にも聴いてもらいたい、それぐらいの価値があるものでした。
ちなみに、ジュリアード音楽院は、2009年に、ジュリアード音楽院名誉人文博士号を深見東州先生に授与しました。これは、先に紹介した1999年から始まるジュリアード音楽院へのさまざまな支援や、多岐にわたる芸術活動、そして世界的な人道支援を評価しての受賞でした。
その時に、ドクター半田は現代のルネサンスマンと紹介されました。
同じ時に、あのクインシー・ジョーンズも名誉博士号が授与されていました。そこで、クインシー・ジョーンズと意気投合し、交流がはじまりました。以後も、何度か会われていて、来日した時の面白い話もいろいろ聞きました。ここでは書けませんけどね。