
歌って踊る謎の教祖・深見東州(半田晴久)氏に直撃!【それってタブーですか? 第2弾】

12月25日の深夜、テレビ東京で、ワールドメイトや深見東州先生のことが放送されていました。
タイトルが、【それってタブーですか? 第2弾】 街のタブーに報道記者が直撃!という番組でした。
以下の4つの街のタブーについての特集です。
(1)電車内でよく見る謎の広告……歌って踊れる教祖・深見東州って誰だ!?
(2)繁華街でよく見る謎の広告……『美熟女のお相手・男性求人の高額バイト』とは?
(3)不動産のタブー!? 『事故物件』を追跡!
(4)あの事件の裏側……『デリヘル』って?
出演:田原総一朗、小島瑠璃子、谷まりあ
テレビ東京「タブー」突きまくりSNS沸く 田原総一朗氏も「NHKじゃ絶対できない」 (J-CAST ニュース)
テレビ東京の報道番組「それってタブーですか?」の第2弾が2017年12月25日に放送され、SNSで反響を呼んでいる。
「それってタブーですか?」は、「『もっと攻めた番組を見たい』という視聴者の声に」(番組ホームページより)に応えて製作されている報道スペシャルで、通常の番組ではあまり取り上げられることのないテーマを扱っている。今回の放送では、「新興宗教」、「デリヘル」、「事故物件」、「男性向け高額バイト」の4つがテーマとして取り上げられた。
歌って踊れる「教祖」
番組で取り上げられたのは、新興宗教、デリヘル、事故物件、男性向け高額バイトの4つ。それぞれの題材にテレビ東京の記者が実際に取材するという体当たり企画だ。
中でも、番組冒頭、神道系宗教団体「ワールドメイト」の代表の深見東州氏が登場し、8時間にも及ぶインタビューを受けたことで、反響を呼んでいる。
深見東州氏(本名半田晴久)は、宗教団体の代表であると同時に、13の事業を手掛ける実業家でもあるという。
深見氏が本名の半田晴久名義で代表を務める「みすず学苑」は、都市圏の電車内に「怒涛の英語と個人指導!」などと書かれた広告を多数掲載している。
また、2017年1月には氏が代表を務める団体の1つ、「国際スポーツ振興協会」がサッカーJ2・東京ヴェルディのスポンサーとなったことも記憶に新しい。調べると出てくる肩書きの多さから、人物像のつかみどころが無かった。
番組では、深見氏は「徹底的に面白くて、明るくて、胡散臭く」「神道ですから、いいなという人が来たらいい」とワールドメイトのスタンスについて解説した。
そのスタンスで行われる宗教活動は他の宗教とは一線を画しており、日本武道館で開催した自らのコンサートでAKB48の「ヘビーローテーション」を熱唱する様子や、ラインダンスやギャグを信者の前で行う様子なども合わせて報じられた。
番組に出演したジャーナリストの田原総一朗氏は「霊感商法」ではと批判したが、実際に取材した記者がそれを否定すると、興味を惹かれたようで実際に会って話がしたいとコメントした。

4つの特集のうち、最初がワールドメイトや深見東州先生に関する活動やインタビューでした。
テレビ局からの取材の要請が、昔からけっこうあることは、チラッと聞いた覚えがありました。ですが、正直、出られるとは思ってもみませんでした。
番宣をインターネットで見た友人から聞いて知りましたが、タイトルからして、興味本位なデフォルメされた内容になっているんじゃないかと、多少心配な思いがありました。
実際に見た感想を書くと、ますます謎が深まったのではないかなと、それが第一印象でした。数分間の映像でしたから、無理もないことですが。ただ、思ったよりも公平な視点の内容にはなっていたように思います。

何度か見ると、田原総一郎氏が宗教活動には税金がかからないと言われ、そして、本来の宗教活動は非課税だけど、物品販売、出版、など34種の事業は収益事業として課税対象になるとの説明がありました。これは、そういうことが法律で決まっているわけですね。
そして、「宗教法人は脱税を疑われることがあるからだろうか、深見東州氏は全く別の法人として、本名半田晴久の名前でビジネスをしている。」とナレーションが入り、みすず学苑や時計の事業の画像が写っていました。
これを見た人は、ワールドメイトという宗教団体が、みすず学苑や時計の事業を別法人でやっているかのように思った人もいるかもしれません。実際はどうなのかというと、まったくの別団体として資本のつながりや関係などがない、はっきりと区別した運営をされています。
例えば、ワールドメイトに収められた寄付金がそのまま学苑の運営費になるなんて、そんなことはないわけですね。まったく違う組織になり、代表だけが同じというだけです。
ふつうに調べるとわかることですが、そもそもみすず学苑や時計事業は、宗教団体ワールドメイトが設立される10年くらい前に、すでに設立されて軌道に乗っていました。宗教団体が運営しているとか、関与しているとか、そもそもありえない話なのでした。
当然のことながら、予備校において、ワールドメイトの話や布教されるなどの話も聞いたことがありませんし、事実まったくないそうです。

それから時計事業を見て、田原総一郎氏が深見さんと同じものを欲しがるのは一種の霊感商法になるんじゃないの、と言われてましたね。さすがにそれを言えば、芸能人や有名人のファンも似たようなことはあるでしょうけどね。
霊感商法というのは、例えば市場価格が1万円の価値の時計を、なんだかんだとわからない理由をつけて、50万とか100万とかで売るのであれば、問題になるでしょう。
ところが、市場価格よりも若干安価で販売されているので、霊感商法どころか、時計が欲しい人にとっては、逆にありがたいことではないかと思います。
それに、テレビ局から来て取材をした人も、そういう霊感商法のようなことはなかったとはっきり否定していましたね。ワールドメイトでは当たり前のことですが、なんの価値もないものをご利益があるからと、高額で買わされるようなことはありませんので(笑い)。
そもそもワールドメイトでは物品販売すらしていません。

深見東州先生が経営する時計宝飾の事業では、腕時計やジュエリーという、市場で販売されている価値あるものを、適正価格よりも少し安く買うことができます。(HANDA Watch World の会員になるとワールドメイト会員とか関係なく、誰でも割引の特典が受けられます)
それを欲しいという人だけが買っていますから、問題になるはずがないわけですね。
わたしも、もし腕時計を買うのなら、せっかくだから深見東州先生のお店で買おうかと思いますね。しかも幅広い価格帯の良いブランドが、かなり豊富に揃っていますから。
勝手に気楽につけて選ぶことができますし、無金利ローンなども使えるため、買いやすくする工夫がされていると思います。そのようなサービスと品揃え、見せ方において、他の店とは違った優れている面があると感じます。

それから、深見東州先生の時計コレクションの映像もありました。短期間にたくさんの高級時計を購入され、日本でも有数の時計コレクターになられていますね。
それを見た田原総一郎氏が、なんでそんなに高級時計にはまり込んでるの?と疑問を呈されていました。これは、誰しもそう思うでしょう。取材した人は、「神様の導きで始めた」というようなことを言われてました。
雑誌AERAの取材記事では、予備校を経営しているのはなぜですか?という問いに対して、迷える子羊を救えという天啓を受けて始めたと言われてましたが、ワールドメイトでもその話は、かなり昔から聞いていました。
そもそも深見東州先生が、なぜビジネスに真正面から取り組むかという話を先に書きますが、その時代、時代の優れた宗教者は、人々と共に生きて、その苦しみや悲しみを共有し、そこから救済の法を説いてきたからだそうです。
ただ武家社会や貴族社会の時代に生きた庶民とは違い、現代は労働者の8割がサラリーマンやOLという会社、ビジネスに生きる時代になります。なので、自らをビジネス、経済や経営の世界に置いているのだそうです。
そうすることで、金銭の重みを日々実感することができるそうです。現代社会で、人々が何を大切にして、何に苦しんでるのかも、いつも肌で感じることができるわけです。
そのようにしないと、庶民の感覚、時代の感性から離れてしまうし、人々の共感を得ることはできないと考えられています。そして、それらを、歴代の宗祖たちと同じように、天啓によって行っているのだそうです。
それがビジネスをされる大きな理由の一つになります。そして高級時計にはまり込まれた理由は、わたしが聞いた限りでは、別な理由がありました。
雑誌「GG」のインタビューでも、同じことを言われていましたが、 30数年間ローエンドの時計だけを取り扱っていた株式会社ミスズが、主に高級時計へと舵を切るようになった発端は、あるスイスの高級時計メーカに対して、自社の社員がおかした不始末を、論理的、具体的な形で詫びを入れたことから始まったそうです。
その明快で誠意あるお詫びの結果、逆に先方のメーカーから信頼されることになったそうです。それで、ほかの海外メーカーからも、取引の話がくるようになったそうです。
海外の時計メーカーに対して、英語による交渉で論理明快に渡り合える日本人ビジネスマンというのは、そもそも少ないようですね。
なので、そのような論理明快で、しっかりした交渉ができる相手ということで、海外の高級時計のメーカーとの取引に繋がっていくわけです。それを運命だと感じて、多くのブランドの総輸入元になっていかれます。
最近ではスイスのヤーマン&ストゥービの買収の話がきて、オーナー社長となりました。さらに取引先は、どんどん増えているようです。
それまではお父様から譲られたロレックスを持っていただけで、高級時計にはなんの興味もなかったそうです。しかしミドルエンド、ハイエンドの時計を取り扱うようになると、「自分の身に備わるビジネスをしなければうまく行くはずがない」と思ったそうです。
高級時計を取り扱うからには、それが身に備わる自分を作らなければならない。好むと好まざるに関わらず、時計を愛し、時計とともに生き、時計とともに死んで行く、そんな時計マニアになろうと決心されたのでした。
それで短期間のうちに私財をつぎ込んで、様々な高級ブランド時計を購入されます。どのような基準で購入されているのかは、またの機会に譲りますが、そうやって身銭を切って購入することで、時計好きの気持ちが初めて理解できると思ったそうです。
いつも言われることですが、ビジネスは繊細微妙なものであり、わずかなことが全てなのだそうです。その繊細微妙なもの、わずかな違いをつかむのには、飛び込んで体感し、研究を重ねるしかないそうです。
高級時計の買い方から売り方まで、また高級時計の深い知識など、全てを身銭を切って他の時計業界や評論家の人たちからも学ばれているのだと感じました。
出版業でも、予備校の経営でも、これまでもそのようにされてきたのだろうと思います。それがビジネスで成功する秘訣の大事なポイントになるのでしょう。
何事も徹底的にされる方なので、時計の購入16億という金額だけ見ると恐ろしく巨額のように思いますが、深見東州先生の可能性を知っている人間からすると、それでも、まだまだ足りないのではないかと思えてきますけどね。
スケールが並の人ではありませんから。私のような庶民感覚の人間からすると、理解を超えている部分もたしかにありますが、最終的に必ず元を取るどころか、その何倍ものスケールになって返ってくるから、やはりただものではないのです。
そこまでは、さすがにテレビでは説明がありませんけどね。インタビューだけでも、8時間という長きに渡ったようですから、話されていた可能性はあるかもしれませんが、なにしろ凡人の考え方ではないため、にわかには理解できない場合が多いと思います。
その長いインタビューの休憩の時でしょうか、洋梨の入ったケーキを食べるシーンも流れていました。テレビ東京の取材の人に、「テレビ局で ”用なし” にならないように頑張らないといけないなと思うんですけど・・」とギャグをかまされていました・・・。
取材の人が頭をかいて苦笑していたのが可笑しかったですけどね。8時間のインタビューのうち、どのくらいギャグをかまされたのか、ちょっと想像してニヤリとしまいました。
この後、深夜0時28分から!!テレ東深夜の報道特番「それってタブーですか?」第2弾。取材したタブーは「謎の広告を追跡!歌って踊れる教祖」「話題のデリヘルとは?」「格安物件の裏側」「気になる男の高額求人」どれもあまりテレビが触れないネタ。”田原節”と”コジルリ無双”も炸裂します! pic.twitter.com/la29jiCsyU
— それってタブーですか? (@soretabu) December 25, 2017
電車広告で見かける深見東州氏の正体…田原総一朗氏も「話が聞きたい」
25日深夜放送の「それってタブーですか?」(テレビ東京系)が、首都圏の電車広告で見かける深見東州氏を調査。意外な事実に司会の田原総一朗氏が興味を示していた。
番組では、講師がさまざまな衣装で紹介される予備校「みすず学苑」の取材VTRを放送。取材の結果、学苑長は深見東州氏で、書籍「強運ーあなたの運がドンドンよくなる」などの広告を電車内に出している著者だった。番組スタッフは、書籍の問い合わせ先である「ワールドメイト」を訪問した。
すると「ワールドメイト」は、公称7万8000人の信者を有する神道系の新興宗教団体で、深見氏が代表を務めていることが判明したのだ。テレビ東京の記者が深見氏に直撃インタビューを敢行した。
深見氏によると、信者は「徹底的に面白くて明るくてうさんくさくてなんか面白そう」と思って入信するのだとか。団体の収入は、月額2500円の正会員の会費と寄付金を合わせて年間110億円にもなるという。