
2週連続、真夏の北海道でISPS主催の男子ツアー開催

R&Aが主催する、PGAツアー・チャンピオンズ(米国男子シニアゴルフツアー)のメジャートーナメント「ISPS HANDAシニアオープン」で、国際スポーツ振興協会(ISPS)アンバサダーのパドレイグ・ハリントンが、見事、ホストプロとして優勝を果たしました。
これでパドレイグ・ハリントンは、PGAツアー・チャンピオンズのメジャー3勝目ですね。また、4大メジャーの全英オープン(ザ・オープン)と、このシニアの全英オープン(ISPS HANDA シニアオープン)の両方で優勝した名誉あるゴルファーになりました。
それから国際スポーツ振興協会(ISPS)アンバサダーのトーマス・ビヨンが2位タイに。同じくアーニー・エルスは5位タイと、上位に国際スポーツ振興協会(ISPS)アンバサダーが3人入るという結果になりました。
A special week seeing the stars shine at the ISPS HANDA Senior Open! ✨#SeniorOpen #PowerOfSport pic.twitter.com/5RkbH2feYS
— ISPS Handa (@ISPSHanda) July 29, 2025
一方、同じ週に開催されていた「ISPSハンダ・スコットランド女子オープン」ですが、こちらはアマチュアゴルファーの圧倒的王者だったロティ・ウォードが、プロ転向初戦となるこのトーナメントで、LPGAツアー初優勝を果たしました。これもすごいことですね。
Unfazed. Unstoppable. Unbelievable. pic.twitter.com/xC4z32c2hJ
— LPGA (@LPGA) July 27, 2025
それから翌週に開催されたAIG女子オープン(全英女子オープン)では、山下美夢有が、メジャー初制覇を果たし、これまたびっくりしました。日本女子プロは、この2年間で4回メジャーを制覇し、日本の時代到来かと思わせる勝利です。

また2位タイには勝みなみと、国際スポーツ振興協会(ISPS)アンバサダーのチャーリー・ハルが入りました。また11位以内には、日本女子プロゴルファーが4人入っています。
Miyu's Major Moment 🏆
— LPGA (@LPGA) August 6, 2025
A cinematic recap of the final major Sunday of the season at the @AIGWomensOpen 🎥 pic.twitter.com/daB28Lx3pu
国内のゴルフは、ただでさえ女子の話題ばかりですが、男子はますます霞んでしまいそうです。
男子も松山英樹だけでなくて、続く若手の奮起に期待したいところです。今日はそんな国内男子ツアーにおいて、2週連続北海道開催となる、国際スポーツ振興協会主催のトーナメントについて書いていきます。
ISPS HANDA夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント
8月14日から17日に、御前水ゴルフ倶楽部にて、賞金総額6千万のトーナメントが開催されます。
ポスターのリード文にはこのように書かれています。
今年の男子レギュラーツアーで、最低賞金に近い試合です。この試合は、高度な技よりも、男子プロの積極性や度胸、根性を試すものです。
これも男子プロゴルフの魅力でしょう。バーディーがたくさん取れる、美しいコースでやります。
家族づれで一杯バーディーに拍手し、エンターテイメントも楽しめます。さらに入場無料で、先着千名まで弁当が出ます。
夏の喜びは、涼しくて自然が美しい、北海道のゴルフ場で爆発します。手が叩き疲れるまで、夏とゴルフを楽しもう。

ということで、男子ツアーをやるには、難易度が少々低いコースなのでしょうね。
これまで何度も国内ツアーを主催してきた国際スポーツ振興協会の半田晴久会長(深見東州先生)ですが、連続二試合を主催するとなると、かなり思い切った決断だったと思います。
ゴルフレビューというゴルフ誌に、開催までの経緯が書かれていましたので、少し引用します。
2025年の男子ツアー日程は、昨年と同数の24試合(うち二試合は韓国開催)と、数字的には現状維持と何とか面目を保った形に見える。だが、実際は崖っぷちに追い込まれている内実は変わらず、一部のマスコミは「国内男子ツアーは末期症状」と手厳しい評価を下している。
その理由は、昨年まで21年の歴史を刻んできた「長嶋茂雄招待・セガサミー杯」が消滅。さらに昨年はスポンサーや名称は変わっているが、55年と半世紀以上の歴史のある「マイナビABC選手権」が撤退と、この数年負の連鎖が続いていることだ。
こうした窮状をみかねて一肌脱いだのがISPS半田晴久会長だった。なんと、一つのスポンサーが年間2試合という前代未聞の大会新設に名乗り出たのだ。実はこの決断に踏み切るには裏話があった。
それは2025年度の男子ツアー日程発表が大詰めに迫った昨年11月の話である。中山徹記念トーナメントの表彰パーティーで、半田会長があるプロゴルファーに尋ねた。「来年、皆はどういう試合をやって欲しいのか」と。
それは現日本ゴルフツアー機構の理事で、選手会副会長の堀川未来夢である。堀川は、またISPSとアンバサダー契約を結んでいる。堀川は、改まった口調で半田会長にこう切り出した。
「実は来年の男子ツアーは、セガサミーカップの他に、いくつかの大会が消滅します。これは我々プロにとっても大変な危機となります。というのもトーナメントが年間20試合を切りますと、世界ランキングポイントの加点対象から外れ、世界を目指すプロにとっても大きな打撃になります。また、それではツアーの価値が半減し、ファンにとっても魅力がなくなるでしょう。日本のゴルフの未来と発展のためにも、3試合ぐらい作っていただけないでしょうか」
20試合を切れば、いくら日本ツアーで優勝しても、マスターズや全米オープンの出場要件の世界ランク50位以内に入るのは夢のまた夢になる。堀川はそこが言いたかったのだ。この訴えは半田会長の耳に痛切に届いた。
このようなことがあり、2試合を新たに創設することにされたようです。もう1試合も北海道ですが、これは北海道での試合がなくなったこともあって、北海道での試合が欲しかったジャパンゴルフツアーの望みもあったようですね。
真夏のトーナメントは、少しでも涼しい北海道での開催が、選手にとっても、ギャラリーにとっても嬉しいと思いますね。
ISPS HANDA夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント
続いて翌週の8月21日から24日に、北海道ブルックスカントリークラブで、国内最高賞金額2億1千3百万のトーナメントが開催されます。こちらのリード文には次のように書かれています。
今年の男子レギュラーツアーの、最高賞金の試合です。それにふさわしく、アンダーパーが出にくい、高度な技が必要なコースです。
それこそが、男子ゴルフのパワーや技を堪能し、コース攻略の知恵を学び、魅力を楽しむ舞台です。
また、家族連れでゴルフを楽しむ、数々のエンターテイメントがあります。さらに入場無料で、先着千名まで弁当が出ます。
夏の北海道は涼しく、自然は美しく、ゴルフ場に居るだけで幸せです。夏の幸せは、北海道のゴルフと共にですね。

こちらは北海道のコースでも、非常に難易度が高いコースになるそうです。そして、この大会開催を決断した陰には、やはり選手からの要望がありました。
それは、選手会会長である谷原秀人に、やはりどのような試合をやって欲しいか聞いたところ、ISPSには日本最高賞金額の大会をして欲しいと言われたようです。
ということで、男子ツアーの窮状と、選手会の要望もあって、複数トーナメント開催と、最高賞金額のトーナメント開催の、両方の要望を叶えたことになりますね。
そして、この2つのトーナメントには特別なエンターテイメントも用意されいます。14日からはじまる「ISPS HANDA夏に爆発 どれだけバーディー取れるんだトーナメント」では、17日最終日の表彰式の前に、大阪プロレスと北海道を拠点とするプロレスラーのコラボで、スペシャルマッチが行われます。
大阪プロレスといえば、笑いを誘う中にも、なかなか鋭い試合展開を思い浮かべますね。楽しい白熱した試合になると思います。
そして21日からはじまる「ISPS HANDA夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」では、24日の最終日に、女子プロレスが開催されます。
「極悪同盟」のブル中野、暴走女王こと堀田祐美子、オーロラプリンセスこと井上貴子のレジェンドチームに、若手の女子プロレスラーが挑みます。
さらに「隅田川花火大会」など全国の花火競技会で優勝経験がある丸玉屋小勝煙火店による、千発の花火が夏の夜空を彩ります。