
雑誌「ゴルフ・トゥデイ」の、ISPS半田晴久会長へのインタビュー記事

現在、HANDA.TVで、四月下旬に開催された、ISPS HANDA・ヤーマン&ストゥービ オーナーズカップの模様が上映中です。参加選手のプレーや、プレー終了後の表彰式などの様子を見ることができました。
ジャンボ尾崎が明かす、半田会長は僕にパワーを与える人
ジャンボ尾崎プロも、1日目に登場します。スピーチでは、今年から国際スポーツ振興協会のアンバサダーを務めることになった経緯にも触れ、また、ISPSのイニシャルを、ジョークのネタにするなどして場内を笑わせていました。
なんでも2、3年前から契約の話をいただいていたそうですが、半田会長(深見東州先生)のことを怪しい人なんじゃないかと思い、なかなか気持ちが向かなかったそうです。
しかし、都内で一度食事をしましょうとなって、それから意気投合したとのことです。半田晴久会長(深見東州先生)のことを、とても軽快に話をする人だと、とても驚かれたようです。
そして、ぼくは人にパワーを与えるタイプだけど、半田さんは逆にぼくにパワーを与えてくれる人だと、そんな人に会ったのは初めてだったと、スピーチで明かされました。

今年結果が出なければクラブを置くと言っていたジャンボ尾崎プロですが、昨年9回あった途中棄権も今年はなく、ここまで来ています。
6月の日本プロゴルフツアー選手権2日目には、エージシュート達成寸前の71で回って周囲を驚かせたそうです。1ラウンド(18ホール)を、 年齢以下の打数で回るのがエイジシュートですが、これを達成するのは非常に困難なことと言われています。
70歳の尾崎プロは、この日、あと1打少なければ、自身2度目のエイジシュート達成になるところでした。まだまだ現役で結果を出すという、そんな意気込みを持つ今年の尾崎プロの動向に注目したいですね。
(追伸)4ヶ月後の「HONNMA TOUR WORLD CUP」で2度目のエージシュートを達成しました。

ゴルフ大好きのビジネス成功者に見る人生哲学
ところで、7月号のゴルフトゥデイに、ゴルフ大好きのビジネス成功者として、深見東州先生の特集が掲載されています。ワールドメイトのゴルフ好きな友人から見せてもらいましたが、読み応えのあるインタビュー記事となっています。
5ページに渡りますので、断片的になりますが、その中から何ヶ所か引用して紹介します。
今や、世界中のゴルフ界から引っ張りだこと言ってもよい、深見東州先生が会長をされている国際スポーツ振興協会ですが、どのような経緯で創設され、またどのような方針で支援しているのか、いろんな質問に答えられています。


半田(深見東州先生)さん、数え切れないほどの事業を手がけられていますね。
現在、26社を経営しています。今から30年前、私は豪州パースで家具屋とヨットのマリーナ、観光会社を買ったんですが、それが海外初のビジネスでした。牧場を買って、カンガルーやエミュー、ラクダを飼い、目の見えない障害者に牧場の体験をさせてあげようと思ったんですね。その頃、予備校や時計会社など10社近く会社を持っていたんですけど、海外で事業を始めたのは初めてだった。その時から世界の人たちとどう付き合うべきかの勉強が始まったというわけです。

その頃、買収した会社のCEOに「面白い人に合わせてあげるよ」と言われ、紹介されたのが、盲人ゴルファーのロン・アンダーソン氏でした。彼は95%見えないんですが、一緒にゴルフをして、とても明るく楽しい人だった。ハーフ62くらいで回ってくるんですよ。その当時、私はゴルフを始めたばかりで、ハーフ75を叩きました。今までに会ったどの盲人よりも明るく、幸せそうだった。日本では見たこともないくらい幸せな盲人だったんです。嫁さんは3人目で、二人に逃げられているんですけどね(笑)。彼との出会いの衝撃と感動が忘れられません。


それで、日本人初のブラインドゴルフ振興協会を設立することにしたんですね。
そうです。設立当時は4人でしたけど、今では300人の会員がいます。2年に一度盲人ゴルファーの世界大会があるんですが、今では17カ国が加盟しているんですよ。それをずっと支援し、推進しています。みんなの夢は「いつかパラリンピックへ」。でも盲人ゴルフだけでなく、障害者ゴルフの幅広い振興を図り、またゴルフの社会貢献を実践するために「国際スポーツ振興協会(ISPS)を作ったんです。


昨今のISPSのゴルフ界における世界的な発展は、目覚ましいものがありますね
私は試合をやる時に、観客は二の次で、ゴルフに対する社会貢献ができれば良いと思っています。人があまりやりたがらない海外シニアや女子シニアのスポンサーとか、どこの企業もつかないような大会のスポンサーで、有意義なものをやるのがISPS。だからなかなかスポンサーがつかなかったワールドカップも2回スポンサーしたんです。「大変いい試合だけど、スポンサーがついてくれないから、ISPSさんお願いします!」と言われやりました。


世界もISPS頼み!
まぁそうですね。社会貢献をしようという気持ちから始め、男女のシニア試合数を年々増やすことができたのも、実はある法則があったんです。


どんな法則ですか?
「タイタニックの法則」といって、有名なタイタニック号のジョークから名付けられた法則なんです。タイタニックが沈むときに、ドイツ人は艦長が「飛び込め」と言えば飛び込み、アメリカ人は「保険がかかってる」と言われれば飛び込み、イギリス人は「ジェントルマンなら飛び込んでください」と言われれば飛び込みむ。イタリア人は「飛び込むな」と言われれば飛び込み、フランス人は「美人が飛び込んだ」と言えば飛び込む。では日本人は、と言われれば、「皆さん飛び込んでおられます」となると飛び込む。日本人は誰かが飛び込み始めれば、自分も右に倣えで飛び込もうという国民性。この法則に則り、ISPSはシニアのシニアの試合数を増やした。シニアで賞金総額1億円の試合をやり、その結果他の企業でも1億円を出すところが出てきた。タイタニックの法則はゴルフツアーでも通用したんです。


そこで、次はスポンサー不足に悩む男子ツアー(ISPSハンダ・グローバルカップ)となったんですね
はい。私が批判されてもなんでもいいから、今まで誰もやってこなかったことをやり、それが成功して、「私も!私も!」と、名乗りを上げてくれる人が出てくればいい。
我々は社団法人なので、”対社会効果”が大事。社会的に有意義なことにお金を集め、他人がやりたがらない有意義なことをやるんです。私は前人未到の世界を切り開くパイオニアでありたい。
ドリアンや納豆のように、変な匂いがするけど、食べたら意外と美味しいと言ってくれる人がいればいい。変なヤツだと思われてもいい。最初からそう思われていたらなんでも好きなようにできる。
変なヤツでも、継続的にいいことをやれば、社会貢献になるんです。でも、そういう変なヤツがいなかったら、みんなゆでガエルになってしまう。


えっ、茹でガエル?
日本の男子ツアーがまさにその状態です。熱湯にカエルを入れると飛び上がって出ようとするけど、ぬるま湯にカエルを入れて、少しづつ熱くしたら、「やばいぞ、変だぞ」と言っている間にゆで死にするという意味です。別名「滅びに至るガラバゴス化」とも言いますが、ISPSのアンバサダーでもあるパドレイグ・ハリントン曰く、「日本人はもっと海外でプレーした方がいい」と言っている。私もそう思います。飛距離もショートゲームも外国人選手の方が上。私は若手で海外ツアーに出たい選手に交通費や宿泊費も支給して、できるだけ海外ツアーにでられるようにチャンスを与えたいと思っています。

それからオーストラリア元首相で、深見東州先生と意気投合されているジョン・キー氏へのインタビューも行われていました。

次に、深見東州先生の考え方のみなもとについて聞かれると、話は宗教的、哲学的な内容にまで広がっていきます。その一部を引用します。
私は神道の宗教家でもありますが、宗教というと変な目で見る人もいますが、宗教というのは「哲学の最高峰」。神道は現世の生業が繁栄し、コミュニティが繁栄するのが神の祝福という考え方。だから、反社会的になりようがないんです。
神道は、基本的に明るく楽しいもの。われわれは来るもの拒まず、去る者追わず。私は神道であっても現代の宗教家ですから、今の民主主義の時代、国際時代を鑑みて、都会の人々をどう救っていくのか、を考えています。
宗教、文学、哲学、経済、芸術などありとあらゆるものを死ぬまで勉強することで、魂を磨き、己を磨き続けていますが、その磨き続けるプロセスで魂が磨かれたものが作品に表れてくる。私の場合はそれが書や歌、詩、絵となって現れ、スポーツによる社会貢献という作品で現れる。それらの作品により世の中の人が幸せになり、楽しくなれれば素敵なことです。

ここは、ワールドメイト会員の私などは、何度も聞いてきた内容です。まさに、深見東州先生の生き様の原点となる部分でしょう。
また、人間の生き方の理想を説いたものでもあると思います。本当は、さらに深く深く内容が続くはずですが、ここでは、さらりと短く掲載されていました。
取材をされたマスコミの人たちも、どの話もとても深みのある内容ばかりなので、このような人だからこそお金も集まるし、世界的なチャリティ活動ができるのかと合点がいったそうです。そして、胡散臭い新興宗教の教祖とはわけが違うと思ったそうです。

しかし、本当は宗教家であるからこそ、深見東州先生のように学問、教養の厚みがあり、様々なことに長けた知性の持ち主でなければならないと思います。
おそらく、昔の日本の宗教家たちは、日蓮にしても空海にしても、そのような学問の力に裏打ちされた深い知性があったと思います。だからこそ、その時代の人々の救済ができたのだろうと思います。
ただ今は平安時代でもないし、武家社会でもありませんので、今の時代に合った形で、普遍的宗教性や人類愛に基づいた様々な活動をする必要があるのだろうと思います。
経済が重要な時代ですし、ニーズも生き方も様々であり多様な時代です。だから、純粋な宗教だけでは救えないのでしょう。スポーツや芸術文化、教育、そしてビジネスにも長け、それらの活動を通して、世の中を良くしていけるのではないかと思います。
普遍的宗教性がないビジネスマンは深みがない
最後に、上に書いたこととも少し関係しますが、世界で通用する日本人になるのに必要なマインドについて語られています。

ゴルフでの究極の目標は何ですか?
ガラバゴス化した日本のゴルフを立て直すべく、もっとグローバルな社会に適合する世界基準のゴルファーを育てたいですね。日本のゴルフ人口が増え、ゴルフ産業自体が盛り上がればいい。ゴルフとドリアン、そして私はどこか似ている。その味わいが濃すぎるために誤解を生みやすく、偏見を持たれやすい(笑)。もっとゴルフの魅力をいろんな人に知ってほしいですね。
そして海外の人たちのように、社会貢献、チャリティというマインドを、日本人にも持って欲しい。スポーツの力で世の中をより良く!それが私たちのスローガンですが、チャリティを進化させるとそこには普遍的宗教性や人類愛がある。
別に宗教に属していなくてもいいんです。ただ、普遍的宗教性がないビジネスマンというのは深みがない。世界のトップビジネスマンは皆、不変的な哲学を持っていますが、持ってない人はグローバル企業の社長として恥ずかしい。日本の大企業の社長も、もっとチャリティや社会貢献に尽力すべきだと思いますね。

ここも、とても含蓄のある言葉だと思います。僕は日本人は世界でも本当に素晴らしい民族だと思いますし、日本のことが大好きです。
しかし、大企業やグローバル企業におけるトップで、世界において注目される日本人はとても少ない気がしていました。立派で優秀なビジネスマンは、日本にゴマンといると思いますが、なぜなのかなと。
理由は色々あるかと思いますが、ここで言われている部分が、大きな比重を占めているような気がしてなりません。日本では、欧米人のチャリティに関するマインドや考え方が、あまり伝わってないと感じます。僕自身、ワールドメイトに入会するまでは、そんなことを考えたこともありませんでしたから。
日本人全体としては、世界から賞賛されている記事をよく見ますが、企業や組織のトップで、世界に影響を与えるほど評価される人物が、もっと出てきて欲しいと思っています。その鍵となるヒントが、この言葉の中にあるような気がします。
