深見東州バースデー個展オープニングでオラトリオ「七福神来天」上演
2021年3月に開催された深見東州バースデー個展では、七福神がテーマの一つになっていたため、19日の開会式では20数年ぶりにオラトリオ「七福神来天」が上演されました。演奏はピアノのみで、コロナ対策を万全にした上で、それぞれの神様に扮したソリストたちが登場し歌いました。
衣装も立派なものでした。七福神が現れたような気になりましが、久しぶりに聴いたオラトリオ「七福神来天」も、こんなにも良い曲だったんだなと、惚れ惚れするできでした。
セリフが印象的なオラトリオ「七福神来天」
オペラ、オペレッタ、オラトリオは、違いがわかりづらいですが、今回はオペラに近いオラトリオと言えそうです。本来、オラトリオにはオペラのような演劇的な舞台演出は必要ないとされていて、宗教的な題材に基づくストーリー性のある音楽が特徴のようです。
今回の「七福神来天」では、深見東州先生扮する毘沙門天のワンシーンで舞の演出もありました。一際大きな拍手が起きるなかで勇壮な舞を披露されました。
ちなみにオペレッタは、オペラのような歌中心ではなくセリフが増えます。演劇のウェイトも大きくなるようです。ミュージカルとは違うのでマイクは使わず、声楽の歌い方です。
「七福神来天」も、セリフはかなりありましたね。個人的に好きなセリフのシーンを少し紹介します。弁財天と毘沙門天がやり取りするシーンです。
場面は、地上の人々を幸せにするために、七福神が人々の元に向かおうとしています。しかし毘沙門天は私一人行けば十分に勝てるから一人で行くと主張します。すると弁財天が毘沙門天の強さを称えながらも、私のそばでしばしの休息をとって欲しいと「戦士のララバイ」を歌います。以下は、そこから続くセリフです。

ありがとう、弁財天。君はかわいいね。可愛いのは大きな力だってわかったよ。

私は敵がどんなに強くても負けないが、君には敵わない。君も地上の人の幸せのために戦うの?

毘沙門天とは違う戦い方ですけど、私にも、戦って守るものがあるの。あなたが戦って守るものとは何?
ここで弁財天と毘沙門天による二重奏「勇気と愛の歌」が入り、さらにセリフが続いていきます。

毘沙門天は、やはりお一人で地上にお出かけになるのですか?

いや、弁財天、君と一緒に行きたい。今、そう思ったよ。私の戦いぶりを見て欲しい

ええ、さぞお強くて素敵でしょうね。毘沙門天は勇敢で、必ず勝つ神ですもの。でも、戦いに勝つだけが、地上の人を幸せにするのではありませんわ

私たちは、誰もが知ってる、名高い七福神の仲間でしょ。一人だけよりも、7人揃っての方が、7倍どころか、何十倍、何百倍も幸せにする力があるとは思いませんか?

そうか、そうだった。そうだった。私が悪かった、弁財天、気がつくようにしてくれてありがとう

みんなと一緒に宝船に乗ろう
と、この後もラストに向かって、歌とセリフが続いていきます。このシーンが特に印象的で好きなシーンですね。活字にすると普通の印象ですが、実際のセリフや歌を聞いてると、胸にジン来るものがありました。
七福神信仰にみる神道的精神
七福神は、恵比寿様だけが日本の神様ですが、その恵比寿様も外国からきた神様と言われています。福禄寿と寿老人は道教の神、布袋和尚は中国に実在した僧侶です。
大黒天と弁財天はインド由来で密教系です。日本でいう弁財天は素戔嗚の尊の剣から生まれた三姫がルーツとも言われています。毘沙門天は古いインド神話から出た神で、仏教の天部、四天王として仏教の守護神になっています。
そのように国籍も宗派もバラバラな七福神の神々ですが、室町時代中期には「七福神」が確立し、七福神信仰が始まったようです。
実はこの七福神信仰には、極めて日本の神道的精神があることを、深見東州先生は指摘されています。日本は神道が古来からありながら、仏教を受け入れ神仏習合し、道教の思想や儒教も受け入れています。
キリスト教はある時期まで政治的な理由で排除されていましたが、近年になるほど寛容に受け入れてきました。教会で結婚式をあげる人も多いですよね。
これには節操がないという人もいますが、こだわりが無く、人が幸せになるならいいじゃないかという感じでしょうか。
良いものはなんでも吸収し、差別せず明るく対処していく。仲良く協力し、共存共栄していく、国家神道ではない本来の神道の持つ精神がよく現れているのが七福神信仰なのでしょう。
ごのオラトリオ「七福神来天」は、深見東州先生の作詞作曲になりますが、そんな七福神の持つ個性を一つ一つ歌やセリフに込め、それぞれの持ち味を讃えつつ、最後はみんなで同じ船に乗って船出するというストーリーになっています。
よく聴くと、七福神の神の性質がよくわかる歌詞にもなっています。曲の出来も素晴らしいですし、オペラにできるのではという話も出ていたようです。
「七福神来天」のCD/DVD
「七福神来天」初演は、1991年3月、住吉大社で奉納されました。その後スタジオで録音したものがたちばな出版からリリースされます。
さらに1997年、箱根神社神楽殿における奉納演奏のライブCDとDVDもリリースされています。七福神、住吉大神、北辰の神に扮する9人のソリストと、合唱団、オーケストラが出演しました。
オペラ 住吉大社 七福神来天

- 住吉大神:石原克美
- 北辰の神:秋元智子
- 大黒天:伊藤俊三
- 毘沙門天:関園修平
- 福禄寿:森 靖博
- 寿老人:島田啓介
- 弁財天:相澤令子
- 恵比寿:上泉りく子
- 布袋和尚:築地文夫
- 指揮:近衛秀健
- 演奏:東京国際フィルハーモ二ックオーケストラ
- 総監督・作詞・作曲:深見東州
- オープニング
- 七福神来天のテーマ
- 星空キララの歌
- 働けアッハッハ
- 鶴亀の歌
- 長寿の歌
- 智恵者の歌
- 毘沙門天の歌
- 戦士のララバイ
- 勇気と愛の歌
- 船出乾杯
- 七福神来天のテーマ
(追記)その後、2021年9月に、住吉大社での初演をブレーレイ化したものが発売されました。

オラトリオ 七福神来天


1997年10月10日、箱根神社にて奉納されたオラトリオ「七福神来天」のライブ収録。(曲目は上記と同じ)
- 毘沙門天 深見東州
- 弁財天 永吉伴子
- 北辰の神 安達さおり
- 恵比寿 岩森美里
- 住吉大神 田代誠
- 大黒天 古澤泉
- 福禄寿 立花敏弘
- 布袋和尚 山田祥雄
- 寿老人 岡山広幸











