ハリー王子来日「ISPS・スポーツの力特別サミット」のメディアの報道(2)〜パネル・ディスカッション〜
今年8月9日に開催された 「ISPS・スポーツの力特別サミット」の内容について、メディアの報道をまとめた記事の続きを書いています。前回は主に前半の内容についてでしたが、今回は後半の内容を中心に書きました。

サミットの後半は、いよいよハリー王子が登場します。そして、深見東州先生をモデレーターとして、ポロ競技の著名なスターであるナチョ・フィゲラス氏、ラクビー界のレジェンド、オールブラックス全盛期のスタンドオフを務めたダン・カーター氏、南アフリカにおけるトップクラスの大学、ステレンボッシュ大学の学長を務めるヴィム・ド・ヴィリエ氏、そしてハリー王子の4人がパネリストとなって、スポーツの力やチャリティーについて発信しました。
ハリー王子とのパネルディスカッション
3400人ほどが詰めかけた会場は、セキュリティーも非常に厳重でした。ただ、誰でも参加可能でした。AERAの記事には、参加した方の感想が書かれていましたが、なるほどと思いました。
訪日ヘンリー王子を辛酸なめ子がウォッチ! メーガン妃と不仲説を匂わせ?「愛の話はまたあとで」 #AERAdot #週刊朝日 #AERA https://t.co/KB1duofWUH
— AERA dot. (アエラドット) (@dot_asahi_pub) August 10, 2023
ここ数年のハリー王子に関する報道は、かなりシリアスなものが多く、王子の表情も硬い感じがしていました。それに比べて今回は笑顔が多く、リラックスした、イキイキとした印象を感じました。

ただ少し勘違いがあるのは、深見東州先生はハリー王子のチャリティ活動を狙って支援しているのではありません。40年近く前のことだと思いますが、チャリティ活動について、福祉の専門家に相談し、その意見を指針にして、さらに足されている結果だと思います。
そもそも英国王室に近づくのが目的で行う支援でしたら、長続きしないでしょうからね。英国王室が、誰にでも簡単に利用されるほど緩いとは思えません。また、お金に困る方々ではないので、下心があれば見抜かれ、見下されてしまうのがオチでしょうね。
ハリー王子やウィリアム王子をはじめ、チャールズ現国王やアン王女とも親しく関係を築くことなど到底ありえなかったでしょう。
ただ、日本の新興宗教の教祖と英国王室メンバーにつながりがあることを、訝しく思う気持ちもわかります。僕も英国王室側が、心よく受け入れてくれるものだと感心していた時期もありましたので。
なぜ、世界的な著名人との交流が広がっていくのかについては、よかったら以下の記事を読んでください。

相手がどんな有名人であれ、礼節をもった上で、自然体で懐に飛び込んでいけるのが、深見東州先生の凄いところでもあります。
相手がセレブや超一流の人物でも、普通の人や学生でも、人種や性別も含めて分け隔てなく話されるのも特徴です。
さらに相手の喜びポイントを察知して、すぐに打ち解け仲良くなれるのも、深見東州先生の魅力の一つです。
そしていざお付き合いが始まると、とてつもない教養の厚みと才能の豊かさを相手が理解するようになるためか、敬意を持つようになっていくようです。
そして、英国王室や海外の一部の政治家たちとは、社会に対する関心、社会への貢献という関心ごとに関して、互いにシンパシーを感じるのでしょうか。その後は、ともに活動するようになることが多いです。以下の記事も参考になるかと思います。

スポーツの力とチャリティの結びつき
パネル・ディスカッションの内容を、メディアの報道などから拾ってみました。
今回ハリー王子が来日した目的は、長年支援を続ける国際スポーツ振興協会(半田晴久会長)への感謝の気持ちを伝えることと、これからも応援していただきたいとの思いからの来日だったことが明かされました。
また、スポーツの力、チャリティーがいかに尊いものかを啓発し、皆さんに協力していただきたいということ。より多くの方にスポーツの力を実感していただきたいとの思いからだったそうです。
そのため、今回のハリー王子一行の滞在費や交通費は自前で賄い、ノーギャラでの参加なのでした。また、今回参加したパネリストや講演者たちも、開催の趣旨に賛同してノーギャラでの参加であることが書かれていました。
パネル・ディスカッションでは、チャリティと福祉活動がテーマになりました。結論から書くと、スポーツの力、スポーツの持つ価値と、チャリティや福祉活動が結びつくことが、ベストなのではないか、ということになりました。
その理由の一つとして、深見東州先生が目の不自由な人々のためにスポーツセンターを作り、スポーツを推奨したところ、精神的にも肉体的にもよくなり、寿命が伸びたというオーストラリアのカーテン大学における研究の成果が紹介されました。
同じようなことが、前回の記事で紹介した、オーストラリアの傷痍軍人のスティーブさんの講演でも強調されていました。彼自身のインヴィクタス・ゲームズに参加してきた体験談から、スポーツが自分自身の命を救ってくれたことについて、つい持ち時間を忘れてしまうほど、熱く語っていましたね。
Australian Navy veteran & Invictus Games gold medal winner Steve James thanked Prince Harry.
— Alexis is sowing discord in the West (@ArchewellBaby) August 9, 2023
“I needed Invictus, to teach me a very different approach to sport, it’s enabling, it helps pain go away
“I would like to thank Prince Harry for saving my life.”#PrinceHarryInJapan pic.twitter.com/IxO1KeVgHy
最後に、「スポーツをすることによって、生きがいとやりがいができます。友人もできます。それが幸せな人生を送れるということです。これこそが一番の福祉だと言えます。そのためには福祉をやってもらうとか、やってあげる、という関係ではなく、パートナーシップと連帯がポイントです」と、深見東州先生が締め括られていました。
上の立場からこれを行いますとか、そんな一方的な関係ではなく、お互いがパートナーとして一緒にやっていく、いっしょに楽しんでいくことが、これからの福祉活動において大事なのだなと感じました。

それから連帯感ですね。これは以下のインヴィクタス・ゲームについて書いた記事にも書いています。インヴィクタス・ゲームでは、世界中の傷痍軍人たちが集まり、スポーツで競うわけですが、勝ち負けが重要なのではありませんでした。
インヴィクタス・ゲームでは、傷痍軍人とその家族や友人たちとの連帯感、世界中の傷痍軍人たちを結びつける連帯感を非常に強く感じるのだそうです。
そこから傷痍軍人たちの失われた人生が戻ってきて、新たな人生が始まるわけですね。それは家族や友人たちをも、同じように、幸せにすることだとわかりました。

福祉活動に限らず、スポーツは子どもたちの教育にも影響を与えていますよね。深見東州先生によると、南アフリカのある地域で小さなサッカー場をたくさん作ったところ、子どもたちが夢中になり、犯罪率が60パーセントも減少し、ドラッグ使用は90パーセント減少したとの報告も紹介されました。
毎日フォーラムに掲載された記事
以下に、毎日フォーラム2023年冬季号に掲載された「ISPS・スポーツの力特別サミット」に関する記事を紹介します。後半のパネルディスカッションの部分を掲載します。
第3部パネルディスカッション 「慈善活動におけるスポーツの力、人生/キャリアの経験が、その人の慈善活動に如何なる影響を及ぼすのか」
サミットの第3部は、ISPSの半田会長をモデレーターに、バネルディスカッションが展開された。パネリストにはサセックス公爵ヘンリー王子、ISPSアンバサダーで元オールブラックス・ラグビー選手のダン・カーター氏、サンタバリーアンバサダーで世界的ポロ選手のナチョ・フィゲラス氏、南アフリカ・ステレンボッシュ大学学長のヴィム・ド・ヴィリエ氏の4人が登壇。スポーツの力やチャリティーについて語り合った。
スポーツの力で心を癒やしチャリティーに献身
半田会長は4人のパネリストについて、冒頭解説した啓発的で人々に元気とやる気を与える「アイコン(象徴)」となる人たちだと紹介。有意義な議論に期待を示した上で、まずISPSが10年にわたり支援しているサンタバリーやインビクタス・ゲームズの創設者であるヘンリー王子に、チャリティー活動に取り組む思いを尋ねた。
ヘンリー王子は質問に対し、「私たちはチャリティー活動に人生をかけている」と明快に回答。その上で「例えば、多くの人々は、人生において最大限にパフォーマンスを発揮しようと思って生きている。しかし、実際にはチャンスがないという人たちが多いのが現実だ。私たちはそうした人たちに資金や機会を提供することで、今までと違う人生を送っていただきたいと思っている」と、チャリティーに取り組む思いを語った。
そして、王子自らが創設したインビクタス・ゲームズによって人生が救われたという、スティーブ・ジェイムス氏の体験に言及し「それこそまさにスポーツの力だと思う。スポーツによって癒やされた彼が、今度は人々の心を癒やすことができるのだ」と明言。最後に「自分は人生において常にチャリティーに身をささげていきたい」と思いを込めた。
ポロを通した慈善活動で子どもたちの未来に貢献
次に半田会長は世界的なポロ選手であるナチョ・フィゲラス氏を紹介。フィゲラス氏はヘンリー王子がポロの好敵手であることから友情を育み、「サンタバリー主催のチャリティー・ポロカップに、私も2013年から参加している」と紹介。現在はサンタバリーのアンバサダーも務めている。
その上で、「ポロカップに参加し、私は自分自身の目で、このチャリティーが子どもたちにどんな成果をもたらすのかを見ることができた」と回想。小さな子どもたちが本当にうれしそうで、この取り組みを通して皆の生活が変わることを感じたと話し、「私は愛するポロを通し、子どもたちの人生が良くなることに貢献できることを非常にうれしく思う。そして、こうした機会をいただいたことに感謝している」と述べた。
半田会長は、「世界的ポロ選手であるフィゲラス氏は、チャリティーに意義を感じ、専門的能力を発揮して慈善活動に自らを生かしている。まさに専門ボランティアである」とたたえた。
パートナーシップ」と「ソリダリティ(連帯)」が新時代を開く 次世代への啓発を誇りに慈善活動で世界に恩返し
続いて半田会長は、元ラグビー選手のダン・カーター氏を紹介。ニュージーランド代表のオールブラックスで活躍したカーター氏もまた、チャリティーに情熱を傾けており、ISPSのアンバサダーである。
そんなカーター氏は、プレーヤーとしての18年間で得たキャリアについて、「自分が最も誇りに思っているのは、ラグビーというスポーツを通し、次の世代にやる気や元気を与えることができたこと。そして、子どもたちが同じようにラグビーを行っていることだ」と力を込めた。
さらに、自分も往年のヒーローから夢をもらったと振り返り、だからこそ次の世代にも啓発を与えたいと話し「引退後、恵まれない子どもたちのため8年間活動しており、難民キャンプにも行き教育の機会を設けた。また、ラグビーを通じて世界に恩返しをするため、太平洋地域の子どもたちのため「DC10」という基金を立ち上げた」と紹介。その初期資金を募るため24時間連続でゴールキックを行う挑戦をしたと話し、「皆さんもぜひ、支援を必要としている人のため活動していただきたい」と呼びかけた。
社会と人々に影響を与え救いを与えるスポーツ
ステレンボッシュ大学学長のヴィム・ド・ヴィリエ氏は、世界でもトップレベルとされている同大学は優れた知識の伝達を行っているが、「何より重要なのは、自分たちが社会のために存在していることだ」と言明。 『その答えの一つがスポーツの力だと述べ、スポーツが人をつなげ、国をつなげていくと述べ、ネルソン、マンテラ氏が残した「国家を築く上でもスポーツは重要である」という言葉を紹介した。
さらにヴィリエ氏は、大学の役割の中でも、社会的な影響を与えていくことも非常に重要な要素だと指摘し、「社会に対して大学は何ができるか、反対に社会が大学に対して何をしてくれるのかを自分たちは常に考えている。そして、そこでもスポーツの力は不可欠であり、自治体やスポーツ協会などと多様に連携する中で、大学としての役割を果たしている」と述べた。
ヴィリエ氏はインビクタス・ゲームズについても言及。「スポーツが、肉体的に大きなハンディを背負った人たちの人生を救ったのを何人も見てきた。それこそスポーツの力なのだ」と締めくくった。
4人のパネリストの話を受け、半田会長も自ら経験したスポーツとチャリティーの関係について述懐。「かつて目の不自由な人々のため、スポーツセンターの建設を支援した。すると皆さんがスポーツをするようになり、精神的にも肉体的にも健康になることにつながった」と紹介した。
最後に半田会長は有意義な議論を総括し、「スポーツの力やチャリティーを考えたとき、支援する側とされる側といった古い考え方ではなく、ポイントになるのは『パートナーシップ』と『ソリダリティ(連帯)』だ。これからは互いに協力しあって共に歩んでいくことが大事で、それが新しい時代の価値観であり、スポーツや福祉のあり方である」と会場に呼びかけた。
毎日フォーラム2023年冬季号誌面より
次回の記事では、今回書けなかった参加したパネリストたちの個別の発言について、もう少し詳しく紹介したいと思います。












