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JGTOとISPS共同記者会見 &「ISPS HANDA コロナに喝 !! チャリティー・チャレンジトーナメント」開催
Fuziwara
コロナ禍で困窮する日本のゴルフ界のためを思い、国際スポーツ振興協会の半田晴久会長（深見東州先生）が、次々とトーナメントを新規に開催し、プロゴルファーに出場の機会を提供しています。これまでに、以下の４試合が開催されました。
- ISPS HANDA コロナに喝 !! シニアトーナメント（２０２０年７月３０-３１日）
- ISPS HANDA 医療従事者応援 !! チャリティレディーストーナメント（２０２０年８月３-４日）
- プロゴルファー誕生１００周年記念・ISPS HANDA コロナに喝！シニアトーナメント（２０２０年８月２１-２３日）
- ISPS HANDA 医療従事者応援 ジャンボ尾崎記念 チャリティトーナメント（２０２０年９月１４-１５日）
さらに、「ISPS HANDA・低体温枠トーナメント!!（９月２９-３０日）」と、「ISPS HANDA 木漏れ日枠トーナメント!（１０月５-６日）」という、上記の４試合に出場できなかった選手のための２試合が追加で開催されました。
今回は、新たに行われた記者会見で発表された、JGTOとISPSがコラボする新規２試合と、その一つ「ISPS HANDA コロナに喝!! チャリティー・チャレンジトーナメント」の結果について書いています。
Contents
JGTOとISPSの共同記者会見
１０月８日、日本ゴルフツアー機構（JGTO）の浦山豊競技部統括部長と、理事の市原弘大プロ、国際スポーツ振興協会の半田晴久会長の３人による記者会見が都内で開かれました。
コロナ禍でゴルフ界が困窮する中、７月下旬から次々とトーナメントを主催してきた国際スポーツ振興協会が、新たにJGTO（日本ゴルフツアー機構）と共同主催する２試合の詳細が発表されました。
ゴルフグローバル
ISPSがついにJGTOとコラボでチャリティトーナメント２試合開催！
国際スポーツ振興協会は、JGTOのスポンサ一への対応に疑問を感じ、２０１８年のマッチプレー開催を最後に、国内男子ツアーから撤退していました。それでも男子のレギュラーツアーが１０試合か、それ以下になることがあれば復帰しますとも言われていた記憶があります。
パンデミックという予期せぬ事情とは言え、まさか今季国内男子ゴルフツアーが６試合に激減するとは、誰も想像していませんでした。
同様に昨年、シニアツアーからの撤退を発表したときにも、同じような約束をされていました。
すると今年になって次々と試合中止に追い込まれるシニアツアーの現状を見て、急遽トーナメント開催を日本プロゴル協会の倉本会長に申し入れました。そして国内男子シニアツアーもようやく開幕戦を開催することができました。さらにISPSは第２戦まで主催し、それ以降は６試合が順次開催されていますね。
今季シニアツアー開幕戦「ISPS HANDA コロナに喝!!シニアトーナメント」が有観客で開催
「プロゴルファー誕生１００周年記念 ISPS HANDA コロナに喝 ! シニアトーナメント」再び有観客で開催
ただしギャラリー入場は第３戦までは行われましたが、次の日本シニアオープンと、日本プロゴルフシニア選手権では、無観客開催になりました。ティーイングエリアや人気選手の組みなど密になりやすく、テレビ放映で密に見えることから断念したようです。
なかなか観客を入れる決断は難しいようです。コロナの猛威が続く中、今年は試合が開催されるだけでも良いと言えるかもしれません。
ちなみに国際スポーツ振興協会が昨年を最後に、長年支え続けてきた男子シニアゴルフツアーからの撤退を決めた理由は、何か問題が生じたからではありません。
男子シニアゴルフツアーは開催試合数が増え、一定の役目を終えたということで、今後はプロを目指すジュニアやアマチュア、公式戦に出れない若いプロたちの支援に重点を置くためでした。
２００７年、当時の日本プロゴルフ協会会長に請われ、初めて男子シニアゴルフツアーに参戦したときは、前年２００６年に６試合という厳しい状況でした。しかし徐々に試合数が増え、ここ数年、年間１８試合以上にまで増えていました。
参入当初、シニアツアーとしては破格の賞金総額１億円越えのトーナメントを、何度か開催しました。すると、他のスポンサーが主宰するトーナメント賞金総額も増額され、参入するスポンサー企業も増えるという良い影響を生み出していましたね。
児島宏のグリーン見聞記
「コロナに喝！」とＩＳＰＳ・半田晴久会長、ＪＧＴＯと共催の２大会を１０月に開催！来季はツアーにも参入！
話が逸れましたので、元に戻します。実はこの記事を書いてる時点ですでに終わっていますが、記者会見で詳細が発表されたJGTOとISPSがコラボする新規トーナメント２試合について書いておきます。
まず１０月１４日～１６日に、茨城のロックヒルゴルフクラブ レイクコースで、「ISPS HANDA コロナに喝 !! チャリティー・チャレンジトーナメント」を開催することが発表されました。下部ツアーの選手が対象となります。
１０月２９日～３１日には、福島の五浦庭園カントリークラブで、「ISPS HANDA コロナに喝 !! チャリティーレギュラートーナメント」の開催が発表されました。レギュラーツアーのプロが１００名以上出場する予定となっています。
この２試合は賞金ランキング対象ではありません。エキシビションマッチ（ツアー外競技）としての開催になります。
コロナ禍で来日できない海外シード選手を抜きに行うのは不公平との声もあり、できるかぎり双方が満足できるようにとの配慮からとのことです。
ALBA
ISPSが男子トーナメント2試合開催 エキシビションマッチにした理由とは？
また市原プロによると、エキシビションマッチの方が下位まで賞金が行き渡りやすいとのことです。それに加え予選落ちした選手にも、一律６万が渡されるとのことです。
毎年ツアーで活躍する選手はまだしも、これだけ試合が無くなれば台所事情が苦しい選手も多いのでしょう。
市原プロは、「特に若手ゴルファーは苦しい思いをしている選手が多い。（通常のトーナメントで）予選落ちしたら賞金が出ないのは競争意識を高めるうえではいいと思いますが、こういう状況ではプロゴルファーとしていられるかの瀬戸際の選手も多い。そういった意味でも全選手に賞金をいただけるのは感謝しかありません」と語っていました。
JAPAN GOLF TOUR
市原弘大が、コロナ禍初の有観客試合に感謝 / 「ISPSエキシビショントーナメント」
「ISPS HANDA コロナに喝!! チャリティー・チャレンジトーナメント」が開催
すでに、１０月１４日～１６日に茨城のロックヒルゴルフクラブ レイクコースで開催された「ISPS HANDA コロナに喝 !! チャリティー・チャレンジトーナメント」の結果を書いておきます。
バーディー合戦となる熱戦の末に、３８歳の上井邦裕プロが２１アンダーで優勝を果たしました。６０位までがアンダーパーでした。ある選手は、予選落ちしても賞金がもらえるということで、思い切ってできたんです、と言っていたそうです。
このトーナメントも、これまでの４戦同様、感染対策をしっかりと行い、ギャラリーを入れて開催しました。３日間で１２００名ほどのギャラリーが詰めかけました。
また、今回もチャリティートーナメントとして、賞金の１０％が地元の医療関係に寄付されました。
ゴルフグローバル
ISPSがついにJGTOとコラボでチャリティトーナメント２試合開催！
あまり賞金を稼げなかったら、高級魚をゲットしてもらい、食材にしてもらおうと生簀釣りの企画も行われました。これは選手たちにも好評だったようです。
他にも、お弁当や焼き芋のサービスなど、ギャラリーも楽しめるような配慮がたくさん用意されていました。半田晴久会長によると、もし自分がギャラリーだったら、こんなことをやってくれたら嬉しいなと思うことをやりました、とのことでした。
出場したベテランの横田真一プロは次のように話していました。「僕たちプロゴルファーにとって試合がないというのは本当に大変なこと。スポンサーから試合がないなら契約金を返してくれと言われたという話も耳にしています。特に若手のプロほど事態は深刻で、このままではプロゴルファーという職業がなくなってしまうのではないかという、それほどの危機感を覚えています。」
それだけに、何試合も開催してくれる半田晴久会長のはからいには、感謝しかないそうです。
別の若手選手は次のように語りました。「試合に出られないプロは収入がないので無職と言ってもいいでしょう。今はじっと耐えて体力づくりに励み、将来に備えて一生懸命練習しています。そんな中で試合を主催してくれて、予選落ちした選手にまで賞金を出してくれるISPSは本当にありがたいですね」
半田晴久会長をよく知るゴルフジャーナリストの宮崎紘一氏は、「福祉の原点は自己実現のお手伝いというのが半田会長の持論ですが、それを象徴したのが今大会です。明日のスターを夢見てプロの世界に飛び込んだ若者たちが、今コロナで途方にくれています。試合も収入もなくプロ廃業まで考えている者までいます。そんな若者の夢を挫折させてはいけないというのが、このチャレンジトーナメントを立ち上げた理由と聞きました。
参加した若いプロたちは試合という生きる場所を与えられて生き生きとしていました。まさに自己実現のお手伝いです。主催者のありがたさ、応援してくれたギャラリーへの感謝。この経験は若いプロたちにとって今後のプロ生活の大きな糧になるでしょうね」と評していました。
もう一つの「ISPS HANDA コロナに喝 !! チャリティーレギュラートーナメント」については、次回に書く予定です。
開催概要
主催：一般社団法人 国際スポーツ振興協会（ISPS）
共催：一般社団法人 日本ゴルフツアー機構（JGTO）
開催会場：ロックヒルゴルフクラブ レイクコース
茨城県常陸大宮市上小瀬5374-5
開催日程：１０月１４日〜１０月１６日
賞金総額：２３００万円（優勝賞金３６０万円）
予選落ちした選手にも一律６万円の賞金が支給されます。
賞金の１０％を寄付するチャリティートーナメントになります。
１１月は「医療従事者応援・ISPS HANDA ゴールデン・ミックス・トーナメント !!」開催
半田晴久会長は、「今の状態が続けば、ゴルフ業界の未来に絶望して才能のある若い選手がプロゴルファーになることを諦めてしまいますよ。私はそんなことがないよう今後もサポートを続けていきます」と、語られていたそうです。
この２試合に続き、今季国内７戦目の主催大会として、１１月９日と１０日に、「医療従事者応援・ISPS HANDA ゴールデン・ミックス・トーナメント !!」を群馬県の草津カントリークラブで開催することが決まっています。
賞金総額は３０００万です。これは、コロナで試合のチャンスと賞金が少なくなった男子レギュラー、女子レギュラー、男子シニアの選手のために開催されます。それぞれティー位置を変えて、一緒にプレーするようです。それぞれのツアー公式戦の開催週と重なるため、必然的にシード選手ではないプロゴルファーが中心になりそうです。
「求められているところにISPSとして応援したい」ということです。半田晴久会長は「試合に出たい、賞金が欲しいという自己実現をしようとしている選手たちのお手伝いをすることが、一般社団法人として原点になる考え方」だそうです。
また、シニアや女子が頑張っても、男子レギュラーがしっかりしないと、ゴルフ界は盛り上がらないとも言われていたようですね。
来年は、賞金総額５３００万の男子レギュラー公式戦２試合、チャレンジトーナメント１試合を、東京五輪前後の空いている週に開催する計画があるとのことです。こちらは改めて、１２月に記者会見を行うようです。
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以前、「深見東州氏（ワールドメイト代表）の実像に迫るサイト」を運営していました。わけあって、新たにサイトを立ち上げる事にしました。昔、書いた記事はリライトしてから、随時、こちらのサイトに投稿する予定です。
