ワールドメイトは新しい時代の天啓宗教？
第１５回東京大薪能が都庁都民広場で開催
Fuziwara
ちょうど一ヶ月前のことになりますが、深見東州先生が会長を務める世界芸術文化振興協会主宰の、東京大薪能を観てきました。会場は都民広場です。
今年の東京大薪能は初の金剛流による演能でした。たっぷりと楽しませてもらいました。
能は動きが少ない、退屈な舞台芸術だと思ってる人も多いと思います。今回の金剛流の演能は、そんな方でも楽しめるものだったと思います。
狂言を挟んで能が２番演じられました。中でも最後の「土蜘蛛」は、今までに見たことがない、大変見応えある演能でした。
深見東州先生も「土蜘蛛」を演じられたことがあると思います。ただ流派が違うとかなり印象が変わってきますね。
深見東州先生は宝生流ですが、今回は金剛流の「土蜘蛛」です。
大きな違いはクライマックスに土蜘蛛が投げるクモの糸の回数が、宝生流は２～３回なのに対し、金剛流はその４～５倍は投げていたような気がします。
あまり多く投げるので、数えきれませんでした。
回数が多ければ立派というものではありませんけどね。芸の素晴らしさのポイントではないのは承知しつつも、糸が派手に投げられるたびに観客からは「オオォォ～」というどよめきが上がりました。
能は派手な動きが少ないだけに、たまに派手なアクションがあると目立ちますね。こういうわかりやすい演目だと、能にそれほど関心が無い人が見ても親しめそうです。
あまり固いことを言わずに、まずは楽しめることが大事かもしれません。そして関心を持ってもらい、だんだん能の神髄に触れていけば良いわけですから。
そういう意味で、ビジュアル的なインパクトの強い「土蜘蛛」は、能を初めて見る人には格好の演目かもしれません。
毎年数千人の人が見に来る都民広場での大薪能では、いつも立ち見が出ます。
東京大薪能は、過去１５回すべて、無料で開催されてきました。本来、これだけのものを能楽堂で観れば、最低でも数千円払わないと観れません。
そんな能楽を、無料で毎年開催されるのには理由があります。
主宰の世界芸術文化振興協会、半田晴久会長（深見東州先生）は、「現代では、こうした伝統芸能の能を観る機会は少なくなっていますが、こういった舞台芸術は、何かをきっかけに興味を持ち好んで鑑賞するようになるものです」と言われています。
そして、そこからお稽古を始める人もいるそうです。なので、「世界芸術文化振興協会では、ユネスコの無形文化遺産にもなった能楽の良さが、次世代に継承されていくように、良ききっかけづくりを目指します」ということです。
無料にすることで、多くの人が観れるようにして下さっているのでしょう。
本当に、これは素晴らしいことだと思います。日本の能は世界に誇れる芸術ですし、日本でも歌舞伎等がそこから別れていくなど、歴史的にも重要な無形文化財です。
また、ワールドメイトで聞いたお話では、もともとは神様に奉納する神事でもあり、将軍家も好んで演じてきたそうです。
だからこそ、日本文化形成の上でも、大きな役割を果たしてきたと言えるのでしょう。そして世界の舞台芸術にも、今までに多くの影響を与えてきた日本が誇れる芸術でもあるのでしょう。
ワールドメイトで聞いた話ですが、あの世界の黒沢監督も能から影響を受けて、すばらしい映画をたくさん作ってきたそうです。
調べてみると、『虎の尾を踏む男達』は能の『安宅』に基づいて制作され、『蜘蛛の巣城』では謡と所作が能から採られたそうです。
さらに『影武者』では薪能のシーンが用いられました。『乱』で、アカデミー衣裳デザイン賞を受賞した豪奢な衣装は、能装束をもとに作られたそうです。
他にも、『隠し砦の三悪人』の雪姫の顔が『喝食（かっしき）の面』（額に銀杏（いちょう）の葉型の前髪を書いた半僧半俗の少年の面）。
『乱』の楓の方の顔が『増女（ぞうおんな）の面』（室町時代の田楽の役者・増阿弥が創作したという若い女性の面で、知的で高貴な表情から女神、天女などの役に用いられる）
『夢』の第三話の雪女の顔が『般若の面』をデフォルメして取り入れたとされています。
かなり、能からヒントを得ていたことがわかります。
そして黒沢監督は生前、若い人や一般の人々に、日本固有の文化である能に親しんでもらおうと、「能の美」という作品を企画したそうです。
ただ残念ながら、脚本も完成し撮影に入ったのですが、諸事情により念願叶わず完成に至らなかったそうです。
もしそれが完成していれば、もっと能の素晴らしさを、多くの人が知ることになったかもしれません。
そんな黒沢監督ができなかった悲願を、今、深見東州先生がされているのだなと、私は思いました。
これからも、日本の大切な文化を、守り続けていかれるのだろうと思います。
画像はアカデミー衣裳デザイン賞を受賞した 映画「乱」の衣装です。この映画では、６億円かけて衣装を制作したそうです。
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以前、「深見東州（ワールドメイト代表）の実像に迫るサイト」を運営していました。わけあって、新たにサイトを立ち上げる事にしました。昔、書いた記事はリライトしてから、随時、こちらのサイトに投稿する予定です。
