
ルネ・フレミングを迎えて第2回「東京国際コンサート」開催

先日、当代随一のソプラノ歌手ルネ・フレミングを迎えて開催された第2回東京国際コンサートのことが、インターネットのニュースで報道されていました。
「世界一のソプラノ」ルネ・フレミング 美声で新国立劇場の聴衆魅了
世界芸術文化振興協会(IFAC)主催「東京国際コンサート」が18日、東京都渋谷区の新国立劇場オペラパレスで開催された。
「世界一のソプラノ」と称される米国の歌姫、ルネ・フレミング(55)のコンサートをメーンに、IFAC半田晴久会長(63)、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の歌や演奏が会場を魅了した。
「日本全国の皆さんに当代随一と言われるソプラノ歌手の円熟した歌唱を聴いていただきたい」。そんな半田会長の願いから、親交の深いフレミングのコンサートが無料で公開された。
場内はもちろん満席で、半田会長は第1部でモーツァルトの歌劇「ドン・ジョバンニ」の「窓辺においで」などバリトンを響かせた。
クライマックスは第2部。8年ぶり3度目の来日となったフレミングはモーツァルトのコンサート・アリア「私の感謝をお受け下さい」を皮切りに美しい歌声を披露した。13年にグラミー賞最優秀クラシック・ソロボーカル賞を受賞したほか、今年2月のNFL王座決定戦「スーパーボウル」ではクラシック歌手として初めて国歌斉唱を担当。世界的歌手の美声は、この日会場に集った全員を感動させた。
[ スポニチ2014年6月19日 09:47 ]
世界的な超大物歌手のルネフレミングが日本に来るというニュースは、クラッシックファンを中心に、大きな話題になったのではないでしょうか。
僕はクラシックファンというわけではありませんが、幸いチケットが当選しましたので、ドキドキしながらコンサートに行ってきました。大変ラッキーでした。

ルネ・フレミングの歌声を、動画で幾つか見ました。どれも情熱的な、深く染み入る歌声でした。
声質がとてもきれいですね、私がいまさら言うまでもない事ですが。「メトロポリタン歌劇場の華」であるばかりか、世界中から引っ張りだこの人気というのもうなづけます。
このような世界最高峰の歌手の歌を、無料で聞いてもよいのでしょうか?
今回の世界芸術文化振興協会主催の「東京国際コンサート」は、あまりに贅沢な、そして一生の思い出に残る、貴重な公演となりました。
深見東州先生は、友人のコナル・コード氏と、第一部で素敵な歌を披露しました。コントのような寸劇もあったり、あっという間に楽しい時間が過ぎていきました。
第2部のルネ・フレミングは、11曲を高い歌唱力で表情豊かに歌い上げました。高音を美しい声で軽やかに歌い、その歌声とオーラにうっとりと聞き入ってしまいました。
僕はクラシックの高度なテクニックなどはよくわかりませんので、うまく表現できないのがもどかしいです。

サンケイスポーツに掲載された記事から一部引用します。
これが世界の歌姫のオーラなのだろう。スリットの入ったシルバーグレーのロングドレスに、鮮やかなゴールドのガウン。スポットライトをあびて、ブロンドの頭髪と衣装のスパンコールがきらめく。
一夜限りのオペラパレスの華、フレミングが登場すると客席から感嘆のため息がもれた。なんという聴き心地の良さだ。オープニングはモーツァルトのアリアを2曲。客席はフレミングのとりことなった。
高い音域を軽やかに歌いつつ、歌唱の技巧を駆使。アダージョ、アンダンテ、アレグロ。豊かな感性と表現力で歌を紡いでいく。
今回が3度目の来日となるフレミングは、曲の合間に客席に向かってあいさつし、歌声よりも低い声で「大好きな東京に戻って来れてうれしいです。私たちは常に旅をして歌を歌っていますが、それができるのも、支えてくれる人たちがいるからです。」コンサートの趣旨でもある芸術支援に,ついて感謝の心を述べた。
曲の選択は日本を意識。愛を語るリヒャル・シュトラウス作曲の「セレナーデ」。プッチーニ作曲の「私のお父さん」は、「誰も寝てはならない」と並んで日本人に親しまれているアリア。心のひだを刺激され、客席ではハンカチで目頭をぬぐう姿もあった。
それは何物も決して汚すことができない。気高さと高潔さに包まれた魂を揺さぶる歌声と言えるだろう。そしてブルース調のガーシュイン作曲「サマータイム」の歌声が会場に響き渡り、フレミングのプログラムは終了。
鳴り止まぬ拍手の中、アンコールでは半田会長がフレミングをエスコートしながら登場。出演者全員で日本語の「ふるさと」を披露すると会場のボルテージは最高潮に達した。最後にミュージカル「マイ・フェア・レディ」からスタンダードナンバーの「踊り明かそう」を独唱した。

深見東州先生の歌は、ルネ・フレミングとのデュエットのときが、一番感動しました。
けっして万全な体調ではなかったと思いますが、やはりちがいました。世界一の歌手と一緒に歌うと、ますます素晴らしくなるのが深見東州先生の不思議なところなのでした。

バスのコナル・コード氏も、今まで何度か聞いてきましたが、過去最高に冴える素晴らしい歌声を披露してくれたように思います。
この東京国際コンサートは、僕にとって、特別なものになりました。日本のクラシック音楽界にとっても記念すべき良い日になったのではないかと思います。
