国際スポーツ振興協会が、プレジデンツカップ日本誘致に貢献できる可能性
マスターズでついに松山英樹プロが優勝しましたね。本当におめでとうございます。さまざまな報道を見るにつけ、日本人ゴルファーによるメジャー優勝を、どれだけ長く待ち望んでいたことか。メジャーで勝つことの特別な重みを感じます。
松山英樹プロは、日本人歴代最高のゴルファーと評価されていますが、メジャー優勝の壁に何度も跳ね返されてきました。「よく頑張った」と健闘を讃えられることが、とても辛かったようです。優勝するのが当然とは思われていないわけですからね。
深見東州先生も、習い事などの発表会で「よく頑張ったね」と周りから言われたら、それは「大したことがなかった、下手でしたね」と言うことですよ、と言われていました。そんな言葉をかけられたら、悔しい、恥ずかしいと思い、それをバネに頑張れということでしょう。そんな悔しい思いが、松山プロにもあったのだろうと思います。

「ワールドカップ・オブ・ゴルフ」の冠スポンサーを3回連続で引き受けたISPS
松山英樹プロは、米国のPGAツアーを主戦場にしていることもあり、国際スポーツ振興協会の冠大会に出場したのは、2016年メルボルン開催「ISPS HANDA ワールドカップ・オブ・ゴルフ」くらいしか記憶がありません。
この「ワールドカップ・オブ・ゴルフ」は、古い歴史を持つ国別対抗戦で、かつてはタイガー・ウッズやジャック・ニクラウス、アーノルド・パーマーなど、歴史に残るトップスターが、国の威信をかけて戦ってきました。
しかし2000年代になってから人気がなくなり、2007年からは4回連続中国で開催されますが、世界選手権シリーズからも外されました。世界ランキングトップ10に入るような選手の出場もほとんどなくなっていました。
背景にはタイガーウッズの活躍に連動するようにPGAツアーの賞金額が数倍に跳ね上がり、2007年からはフェデックスカップという、破格の賞金額のシリーズトーナメントも加わるというPGAツアーの環境の変化があったのでしょう。

その「ワールドカップ・オブ・ゴルフ」の冠スポンサーを、国際スポーツ振興協会が依頼を受け、2013年から3回連続で引き受けます。「ISPS HANDA ワールドカップ・オブ・ゴルフ」として開催されますが、2度目、3度目は、何度も依頼を断ったけども、最後は引き受けられたようです。
ふりかえると、2013年の大会は、日本からは石川遼プロと谷原秀人プロが出場して3位になり、日本でも話題になりました。
続く2016年の大会では、松山英樹プロが石川遼プロを指名してドリームチームが誕生し話題になりますが、6位タイに終わりました。

2018年の大会は、小平智プロと谷原秀人プロが出場し23位でした。
日本でのプレジデントカップ開催は?
「ワールドカップ・オブ・ゴルフ」3回連続メルボルン開催のおかげで、2019年プレジデンツカップは、メルボルンで開催されました。ゴルフ雑誌に掲載された情報によると、近年のプレジデントカップの誘致は、「ワールドカップ・オブ・ゴルフ」との抱き合わせになっているそうです。
その2019年のプレジデンツカップは、松山英樹選手も活躍し、アーニー・エルス率いる世界選抜チームが、タイガー・ウッズ率いる米国選抜チームをあと一歩のところまで追い詰めましたね。
アーニー・エルスは、国際スポーツ振興協会のアンバサダーですが、今年9月開催予定のライダーカップの欧州チームキャプテンのパドレイグ・ハリントンも、国際スポーツ振興協会アンバサダーですね。

実は国際スポーツ振興協会は、プレジデンツカップ3大スポンサーの下に位置する8大スポンサーの一つに加わっているそうです。2015年韓国開催プレジデンツカップ、メインスポンサーの韓国企業のオーナーからは、「今度は日本で開催して、アジアのゴルフの発展に努めませんか」と、持ちかけられたそうです。
また、各国のゴルフ協会のトップからも、同様の話をいただいているそうです。ただ日本のゴルフ界の事情もあり実現には至っていないようです。
ライダーカップやプレジデントカップの趣旨は、ゴルフを通じて国の繁栄や国際親善、教育福祉などの支援です。そのため代表に選ばれると、その選手の国は支援体制を設けます。また開催国は、そのための予算を組むなど支援体制が厚く、スポンサー企業の免税措置も講じられています。
しかし日本の場合、スポーツを楽しむにあたり、唯一税金がかかるのがゴルフです(ゴルフ場利用税)。また、政府の国家公務員倫理規定では、割り勘であっても利害関係者とのゴルフはできなくなっています。そのような日本において、ゴルフのスポンサー免税措置などはありえないでしょうね。

アジアで初のプレジデントカップを誘致した韓国は、国と財界による、ゴルフ業界への支援が厚かったそうです。国をあげて積極的な誘致に動き、それが成功したそうです。
日本でも、国や財界の支援体制ができるのかどうかは、国民の理解にもよるでしょうが、日本ではゴルフは金持ちのスポーツというイメージが強いため、現状では難しいように思います。
また、プレジデントカップはスポンサーの冠が許されず、企業が最も欲するプロアマ戦もありません。企業名を表示する看板も控えめです。そのためスポンサー企業として名乗りを上げる企業がないのが実情のようです。莫大な費用がかかりますが、費用対効果を考えると、そうなるでしょうね。
そのような中で、国際スポーツ振興協会は費用対効果ではなく、障害者ゴルフの推進をはじめ、ゴルフの社会貢献を目的として活動している団体です。
その国際スポーツ振興協会に、日本開催誘致への役割が果たせる可能性があるとのことです。世界のゴルフ界における実績や築き上げた厚い信頼関係があるからのようです。
国際スポーツ振興協会は、これまでに「ワールドカップ・オブ・ゴルフ」のメインスポンサーを3回連続依頼されて、すべて引き受けてきました。
またオーストラリア男子ツアーとはパートナー関係にあり、ヨーロピアンツアーとも非常に関係が深いです。日本にいては想像つかないほど、世界のゴルフ界からの信頼が厚く、影響力も持っていると考えられます。
それゆえ将来、プレジデンツカップの日本誘致に貢献できる可能性があるのかもしれません。ただ、早くても2028年以降の開催になると思いますが。
「プレジデンツカップ」は、メジャーとは違った意味での熱狂的な大会になりますね。将来、日本で開催されることになれば、日本のゴルフ界にとっても、日本にとっても、良い影響や恩恵があるのではないかと思います。











