深見東州(半田晴久)氏は26歳で学習塾を起業して以来、国内と海外において多くの会社を経営しています。その企業家としての一面、経営者としての思考や手腕、また会社の活動について書いた記事の一覧です。
深見東州氏が経営する会社
株式会社ミスズ (みすず学苑・HANDA Watch World)
設立は昭和53年(1978年)3月8日。現みすず学苑となる教育事業から始まり、翌1979年には時計事業に参入します。
みすず学苑は2015年末現在、関東近郊に12校舎を展開。当初から少人数制をとり、きめ細やかな面倒見の良い指導が伝統になっています。

時計事業部は、1980年からオリジナル時計の制作、販売、輸入がはじまり、SEIKO(セイコー)、CITIZEN(シチズン)、CASIO(カシオ)などの国産時計、また、NIXON(ニクソン)、Swatch(スウォッチ)などの輸入時計も取り扱うようになります。
1996年からは、新宿高島屋開業と同時に、「時計の恋人」を出店し、好調な売り上げを持続しながら、2017年からは西荻窪の路面店に移転し、新たに「時計の恋人 キッスは手にして・西荻本店」としてスタートします。
創業以来、主力は底・中価格のファッション時計が中心でしたが、2011年にスイス高級時計「カトレックス」の総輸入代理店となります。
そして2015年から2016年にかけて、「Roberto Cavalli by Franck Mulle」「キャンディタイム」、「JAEMANN & STUBI」、「ユニオン・オルロジェール(UH)」、「ROCHAS」、「DICI」の総代理店となり、大きな転期が訪れます。この時期から、ハイエンドの時計の取り扱いブランドが増えはじめ、主力が中・高価格帯の時計になっていきました。
さらに2017年には、ジュエリーの取り扱いが始まり、さらにその後、オリジナルジュエリーの制作・販売に発展していきます。
また2017年からは、スイス高級時計「ヤーマン&ストゥービ」が株式会社ミスズの傘下となります。そして「HANDA Watch World」という名前で、全国主要都市に直営店舗を展開しはじめ、2025年末現在、11店舗となります。

みすず学苑を要するミスズの教育事業部には、株式会社中央教育研究社が1982年に創刊した私立大学別医歯薬獣医過去問題集(通称、青本)を2012年から引き継いだ、みすず学苑中央教育研究所もあります。みすずの青本として、私立大学、医歯薬獣医系の過去問題集を刊行しています。

株式会社ミスズは2025年末現在、みすず学苑を擁する教育事業部、直営店HANDA Watch Worldや国内外の有名ブランドの総輸入代理店、卸売、オリジナル時計やジュエリーのデザイン・制作・販売などを手掛ける時計事業部の2つを軸に、生活文化事業部があります。生活文化事業部では、ノベルティグッズなどの受託業務を行う特注事業部、事務機器全般を取り扱うイマクール事業部、 食品事業部、 配送を請け負うミスズ・ロジスティクス・センター、他、の事業を行っています。

株式会社ミスズのほかにも、国内、海外あわせて10数社の経営にあたります。詳細については、以下の記事に書いています。

富裕層向けライフスタイル誌「Nile’s NILE」(ナイルスナイル)に掲載された深見東州氏の時計観・哲学
腕時計の取り扱いで約半世紀もの実績を持ち、全国に11店舗のHANDA Watch Worldを展開するミスズ。 その社長である半田晴久氏は、ハイエンドなタイムビースの世界有数のコレクターでもある。 腕時計を選ぶ基準は「ときめき」と語る半田氏に、自身の時計観、そして腕時計を取り扱う思いや哲学を聞く。
かつて作家・井伏鱒二や太宰治、歌人・与謝野鉄幹・晶子夫妻、また版画家の棟方志功ら、名だたる文化人が居を構えていた荻窪・西荻窪界隈。往時の文化の薫りを今にとどめる西荻窪の地に、ミスズが拠点を置いたのは、今から半世紀近く前の1978(昭和53)年のことだ。当初は教育事業からスタートし、翌79年には時計事業部を設立。シチズンを嚆矢として、セイコー、カシオ、オリエントなどの国産時計ブランドを取り扱う一方、80年からはオリジナル時計の製造、輸入も手掛け始める。比較的手に取りやすい価格帯のファッションウォッチがメインだったが、転機が訪れたのが2016年。半田晴久社長は、こう語る。
「スイスの『ユニオン・オルロジェリー』というブランドの取り扱いを始めましたが、100万円を超える商品は、これが初めて。高級時計を取り扱うのなら、もっと時計に詳しくならなくてはという思いがありましたし、身銭を切って実際に買わずに、お客様にお勧めするのは誠実ではないという気持ちもありました。そこで、その年の『時の記念日』の6月10日に、自分も時計好きになることを決心したのです」
まず訪れたのが東京・銀座のアワーグラス。その場で、オーデマピゲの「ロイヤルオーク」の金無垢ケースモデルを求めた。1週間後には、東京・幡ヶ谷のYOSHIDAで、パテックフィリップのパーペチュアルカレンダーモデルを購入する。これを皮切りに、半田氏は全国のハイエンドな腕時計店を訪ね、エクスクルーシブなタイムピースを自身のコレクションに加えていく。そうしながら、時計に対する知見はもちろん、高級時計業界の仕組み、店舗の在り方やホスピタリティーについても情報や考え方を深めていく。
半田氏が高級時計の世界の階段を上り始めて約8年、今やそのコレクションは質、量ともに最高峰レベルに到達したと言っても過言ではない。トゥールビヨン、ミニッツリピーターは言わずもがな。それらを組み合わせた超複雑モデル、メティエダールの粋を凝らしたアートピース、数本限定の特殊機構のモデルなどなど、コレクター垂涎の300モデル以上が半田氏の下に集まっている。
「時計を選ぶ基準は、ときめくかどうか、それだけです。ジャケ・ドローの『チャーミング・バード』は、時間を知らせる機能とは関係のない、鳥のオートマタに魅せられました。このモデルを発想した人、作った人、それを売るということ全てがすごい。パテックフィリップの『スカイムーン・トゥールビヨン6002』は、最もときめいた一本。リピーターの音色調整のために3年待ちましたが、その価値のある素晴らしい音色です。ケース全体に施されたエングレーブも見事。これを完成させるのにどれだけの職人が関わったのかと思うと、感動を覚えます。この時計を手にした後では、ときめく時計に出会うのが難しいと感じるほどです」
その一方、半田氏は40万円台のロンジンの時計の価格以上の出来栄えにも「ときめいた」と明かす。
「資産的な野望も目論見もありません。価格に関係なく、素晴らしい、着けてみたいという思いが湧いてくるかどうか。買った時計は一つとして手放さず、全て手元にあります」
時計への “ときめき” —それを伝えるべく、ミスズはウォッチリテール「HANDA Watch World」を、本社を置く西荻窪を始め、銀座、吉祥寺さらに全国11カ所に展開する。
「さまざまな高級時計店を訪ねて、敷居の高さが気になりました。私どもの店舗は敷居を低く、高級時計であっても、まるで八百屋の野菜のように並べて、気軽に手に取れ、腕に乗せられるようにしています」
顧客との交流も大切にしている。
「いわゆる普通の展示会ではなく、コンサートや演劇、プロゴルファーと一緒にプレーできるゴルフコンペを開催したり、クルーズ船を貸し切りにして薪能、オペラ、ポールダンスなどもやりました。大阪のタコ焼き屋さんを貸し切って、明け方まで飲み食いしながらの展示会もありました(笑)。見たことも聞いたこともないような企画で、時間を共有してくれるお客様たちを楽しませ続ける。その延長線上に時計もあるんです」
取り扱うブランドはジラール・ぺルゴ、ユリス・ナルダン、ドゥ・ベトゥーン、モリッツグロスマンなどの実力派マニュファクチュールから、ファッション感度の高いロベルト カヴァリ バイ フランク ミュラー、国内生産にこだわったコストパフォーマンスの高いオリジナルブランド、ザ・ニシオギなど30以上を数える。中でも注目すべきが、ヤーマン&ストゥービとハイゼックだ。
ヤーマン&ストゥービは、ゴルフカウンターとプレー中にも着用可能な耐衝撃機構を備えたモデルで、スイスで07年に創業するや一躍注目を集めた。16年からミスズでも取り扱いを開始したが、ほどなく経営や生産体制が不安定化していたこのブランドの、救済依頼を受ける。半田氏はヤーマン&ストゥービを自社グループ傘下とし、立て直しに着手。製造については、ミスズが日本総輸入元となっていたハイゼックへの依頼を実現させる。ハイゼックは、名うてのウォッチデザイナー、ヨルグ・イゼックによって1997年に設立され、クリエーティブなモデルを展開。2006年に後継者に運営が委ねられた後も、超複雑モデルまでも自社生産可能な体制を構築していた。そのハイゼックがヤーマン&ストゥービの製造を引き受け、品質を向上させたことが、ブランド再生の鍵となった。
半田氏にとって時計とは?最後にそう質問を向けてみた。
「高級時計は、はかなく、もろく、危ういところに引かれます。自分の手で巻くことで、時計に命が宿って動き出しますから、可愛い自分の子供のようでもある。時計というのは、心理学的には恋人を表しますから、やはり時計を身に着けることによって “ときめく” んですね」 時計がもたらす “ときめき”、半田氏は世界で一番それに敏感な人物と言って差支えないだろう。
半田晴久 はんだ・はるひさ
1951年、兵庫県生まれ。別名深見東州。大学受験予備校みすず学苑を運営するミスズを79年に設立。同社にて時計事業も展開。そのほか、国内外で10数社を経営するビジネスマンであると同時に、国際的な慈善事業やスポーツ振興活動にも取り組み、世界の要人との人脈も広い。2023年に英国王室離脱後のヘンリー王子の初来日を実現させたほか、サッチャー元英首相、オバマ元米大統領らを招聘、多くのシンポジウムを行う。また、あらゆる芸術に精通し、実際に実演する。現代のルネッサンスマンと呼ばれる。
ナイルスナイル 2024年6月号誌面より










